教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
久しぶりに宇治川南岸にある「宇治日和」に行った。老夫婦がやっている小さな喫茶店で、ギャラリーも併設している。ご主人は元商社マンで、早期退職して、この地で店をしている。ハーモニカの名手でもある。奥さんも若々しい声のいい人だ。僕の一番の行きつけの店だ。場所柄、観光客が多いが、地元のなじみの老人の通う店でもある。BGMには唱歌や童謡のメロディが流れ、とても落ち着く。僕はここで日記を書く。いろいろな思いがあふれ出てくる。老人同士、1日も長く頑張りたいものだ。
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担任がお休みなので代行でSHRに行った。何年ぶりだろうか。出席をとり、連絡をし、解散。伝達事項はエドニティで送るのでしゃべることは少ない。担任を持っていた時、日刊で学級通信を出したことが4度ある。4度とも完遂した。今通信を出そうとすればいちいち回議書を回し、管理職の承諾を得なければならない。自由に書けない。時代が違うのだ。
生徒と話していると、年配の先生の名をあげて、ほめてくれた。言いえて妙だとその時は思ったのだが、思い出せない。しつこくなくて、やわらかくて、えらそぶらない、そんなことをまとめて表現した言葉だった。カ行から始まる気がしていくつか思い浮かべるが、語彙も少なくなっている。うちは若くて熱心な先生が多いのだが、老教師も必要なんだなと思いうれしかった。そういえば、若い頃は熱心に指導していたせいか、よく「しつこい」と言われて嫌われていた。何がいいのかわからないが、いろいろな教師がいるのはやはりいいことだ。
事務室に去年卒業された76歳のAさんが来られいた。話を漏れ聞くと、大学を受験するのに卒業証明を取りに来られたらしい。社会人枠で受験されるらしい。卒業されたとき、すぐに進路を決められなかったので、大学はあきらめられたのかと思っていたが、70を半ばを過ぎて、なお学ぶとは敬服の一語だ。
4連休4日め。3日間は遊びすぎたので、今日は心を入れ替えて、時計の電池交換で外出する(マスクを忘れたので寄り道しないで直帰する)以外は、家にこもって、とりあえず定期考査までの予習に専念した。以前には良くしたことだが、最終年になって気が抜けたのか、最近は身が入らなかった。教材研究は型にはまって量産できると俄然エンジンがかかる。少し新しい試みもするが、来年はこれを使う人もいないのかと思うと、本当は最後だから丁寧にと思いたいが、残念さが先に立ってしまう。