ほっと週末

激しい１週間が終わりました。この前も同じことを書いたような。
働けど働けど我が仕事楽にならず。という感じ。
毎日、７時まで学校に残って仕事をするのだが片づかない。７時なんて序の口だと言われるかもしれない。
生徒諸君は、問題を起こさなかった。就任当初、散々脅されたが、平和な日々が続いた。
それはいいのだが、授業の準備が自転車操業。
生徒は多種多様で、クラスによってやり方を変えなければならない。前の学校ならば、どのクラスも同じように展開すればよかった。また、クラスの中にも様々な生徒がいる。
ここが教師の腕の見せ所。状況を踏まえた予習をしないとたいへんなことになる。
それよりも、遠足のバスが問題。なかなかバスの手配ができない。複数の旅行社に連絡してバスを集めるが、思うようにいかない。こんな事で疲れるとは。
それに個人面談を始めた。初対面の生徒を少しでも早く理解したい。昼休みと放課後がつぶれていくが、生徒一人一人と話していると、前の学校との経済的な状況が全く違っていて、前の学校も公立とはいえ、裕福な家庭の生徒が多かったことを改めて感じる。前の学校の方が例外なのだろう。恵まれない境遇の中で、何とか懸命に生きようとする生徒たちと話していると、教師の使命を痛感する。こういう生徒たちをなんとか援助するのが教師の仕事だと思う。
教師としての資質が試される。

クラス役員決め

年度当初恒例の、クラス役員決め。
昔なら、学級委員選挙があり、選ばれることは名誉であった。
でも今、投票すると、弱いものに票が集中したりする。
民主主義の核心に触れる問題であるが、それはさて置く。
また、好きな役員を選ばせると、楽な委員を選ぶ生徒が多い。
そこで、金曜日から宣言しておいた。
今日の終わりの会は、学級委員が決まるまでエンドレスだ。
そして、緊張の内に立候補を募る。
いきなり、女子が２人手を挙げてくれた。
そして、続いて男子が１人、やってもいいような顔つきをしていたのを素早く見抜いた生徒が、誘い水をかけると、引き受けてくれた。
それから沈黙が続く。男子が後１人。
男子だけ残して決める方法も考えた。ただ、ジャンケンやくじ引きでは決めたくなかった。
決まればやってくれるだろうが、はやりみんなの前で自分の意志で決めてほしいので、こだわった。
５分だが、たいへん長く感じられた。
が、もう一人の男子が挙手してくれた。
うちの生徒は良いじゃないか。
ちょっと良い気分になった。
明日からも続きますように。

休息の1日

今日は休息の一日。
夏を思わせる陽気だった。
久しぶりにベランダで珈琲を飲みながらの読書。
思わずうたた寝をしてしまった。
衣類の入れ替えもした。
明日からいよいよ本格的な授業が始まる。
多くの困難が待ち受けているだろう。
一つ一つ丁寧に落ち着いて対処していこう。
なぜか、充実感がある。
こんなことを言ってられるのも、今のうちだけかもしれない。

大忙しの１週間

大忙しの１週間がようやく終了した。
今日は、１時間目のＬＨＲで自己紹介をした。自己紹介ウェビングから起こした原稿を元に、１人４５秒、前にでて自己紹介をする。
聞いている人は、「いいとこさがし」カードの１５の言葉の中から３つ選んで〇を付ける。
全員が前に立って自己紹介をしてくれた。１０秒で終わる生徒もあったが、「あと何秒」と言って、とりあえず４５秒間は前に立たせた。
生年月日や、星座や、血液型や、出身中学や１・２年のクラスや、好きな食べ物や好きな教科など、多くのネタがかぶっていた。その当たり、自分を知ってもらおうという工夫が不足していたが、これを機会に積極的になってくれたらと思う。

２時間目は学年アッセンブリー。去年を惨状のイメージを払拭できないまま実施したが、３年になると偉いもので、見違えるほど静かで、２箇月前のスキー研修の集会とは同じ生徒かと見違えるほど成長ぶりだった。整列指導した後、進路指導部と生徒指導部の先生からの話の後、学年部長として話をした。前任者が介護休暇を取られるまでの経過を丁寧に説明した。僕との個人的な内容にも触れた。生徒はよく聞いていたように思う。
後は、教師とは何をする人かを話した。
不遇な生徒に同情することでなく、彼らに生きていく力を与えることだ。それがプロの教師というものだろう。

６時間目は、新入生歓迎会。今年はオープンカットでした。
各クラブが趣向をこらして部紹介をするのですが、直ぐに子ネタに走らない定着が見たいものである。

入学式

体育館が改修工事に入っているので、
京都テルサという８００人収容のホールのある施設を借りての入学式。
私学か大学の入学式のようでちょっとゴージャス。でも、準備はたいへんだっただろう。
その後、３年の担任は京都駅の近くで昼食会。いろいろ話ができてよかった。それぞれこうしたいあししたいというアイデアも沢山でて、意欲的前向きの会話ばかりだった。とても良い雰囲気。
その後、学校に帰って、明日からの授業の準備など。ようやく目途が立つと、７時過ぎ、日が長くなったとはいえ外は真っ暗。
幸い明日は金曜日。１日頑張れば休みだ。
授業は、彼らに「学び合い」もどきが通じるかどうか。一つの挑戦だ。