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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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今日は末娘の小学校の卒業式でした。
勤務校の終業式でしたが、特別休暇をもらって参式しました。
長男から始まって14年間、途切れることなく地元の小学校に通いました。
いよいよ親としての、小学校の卒業です。
式次第に沿って、つつがなく進行し、最後のお別れの言葉、
小学校の定番の、一人ずつセリフをあてがわれて、リレーしていく形式でしたが、最後という思い入れがあったことを差し引いても、よかったです。
途中で歌を3曲鋏みながら、6年間の出来事の思い出を語っていきます。
まず、すすり泣く声が聞こえてきたのが保護者席です。
ビデオの液晶画面を通して我が子を見ると、
セーターの袖で目をこすっています。
彼女なりに、思い出を思い起こしているのでしょう。
それに誘発されたわけではありませんが、僕もじんわりと目頭が熱くなりました。
親の思い出にも残る、いい卒業式でした。
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今日は2つの発表がありました。
1つは、高校の合格発表。
今年も委員をしているので、発表の手伝いをした。
8割の生徒は推薦などで合格し、すでに結果がわかったいるが、
ワクワクヒヤヒヤするのは、一般入試を受けた中学生たち。
掲示板の前で、ヤッターと飛び上がって抱き合ってくれると、
こちらも嬉しくなる。
書類を手渡す時も、感激してくれる。
この思いを3年間持ち続けてほしいと毎年思う。

もう1つは、教員の人事異動の内示。
内示の段階なので、公表できないが、
今年統合されるので、移動は半数になった。
こちらの学校から3分の1、向こうの学校から3分の1、それ以外から3分の1という構成で、新しい学校が立ち上がる。
僕は今の学校で5年になるし、このまま定年まで7年間、新しい学校にいられるかと思うと難しい。
まぁ、1つの転機といえるだろう。
結果は、4月1日に発表される。
詳細は、その時に。
3年担任団の打ち上げを、祇園の料亭でした。
滅多に行けない店なので、教師としては珍しく、開始時間の5分前には全員揃った。
料理は京料理の会席で、美味しかった。
仲居さんの接待も非常に洗練されていた。
この時期、話題は、卒業生のことよりも、人事のこと。
しかも、当然怒りの方が大きい。
火曜日の内示に対して、
いろいろな情報を寄せ集めて、あーだこーだと話していた。
人事の季節です。
毎年、年度当初に年間の目標を書いて管理職に提出し、管理職が授業などを見て評価し、年度末に自己評価と管理職の評価を受ける。
評価はABCDの4段階で、Cが基本になるように付ける。
かなり頑張ったら褒美としてB、
例えばクラブで全国大会に出場させたりしたらAをいただけるそうだ。
噂によると、Aの数は予め決められているようだ。
当然、達成できなければDになる。
何が起こるか。
どうせCなら、Dにしたくなければ、
目標を低く設定するに決まっている。
去年やったことに少しだけ色をつける程度。
「無難」に済まそうとするのが人の性である。
自然、やる気が低下する。
どうせやるのだったら、高い目標を設定して、
達成すればAが付くなら、今年はこれを頑張ろうという意欲も沸いてくる。
富士通などの企業が導入して、散々失敗した制度を、
遅ればせながら取り入れている。
一体何を考えているのか。
成果主義ゴッコをして。
今は給料に反映しないから、「ああそうですか」ですましているけど、
給料に反映するようになれば、すんなり受け入れる訳にはいかない。
目標ももっともっと低く設定するだろう。
やる気は低下する。
評価する管理職もたいへんだ。
よく言われるように、教師の評価は難しい。
たしかに数字で表れる部分もあるが、そうでない部分が多い。
また、相手が人間の集団なのだから、
出発点も個々の事情も違う。
同じことをしても結果が変わることの方が多い。
それを含めてどう評価するのか。
管理職に、慧眼が要求される。
もっとも、管理職が授業を見に来て、
教師と話をする機会を年に何回か設定するのはいいことだ。
ただ、それだけ。
決して評価を恐れているのでなく、
するなら、もっと建設的な方法を考えてほしい。
大学時代教わった先生の退官記念の最終講義と宴があった。
在学していた時に教鞭をとられていたさいごの先生になる。
僕が1回生の時に2年目で、それから26年間、同じ大学にいらっしゃったわけだ。
これは珍しいケースで、だからこそ多くの教え子が集った。
僕の学年も7人が参加して、ちょっとした同窓会だった。
国語教育の女の先生で、在学中は僕は余りいい生徒ではなかった。
冬のある日、雪が降ったので、その先生の授業をさぼって金閣寺に行ったのがばれて叱られたことを覚えている。
なかなか厳しいけれども、授業の内容は濃かった。
卒業してから、研究会に何度か参加して、そこで教わったことの方がよく残っている。
定年で退官されるけれど、まだまだやり残したことは多く、これからやることの方が多いぐらいだとおっしゃっていた。
国語教育は、多くのいい実践があるのだが、それが体系立てられていないので、継承されていない。それが課題だと講義を締めくくられた。
宴では、先輩や後輩たちとも大いに語らい、すでに退官された先生も来られて、30年タイムスリップして、大学時代の自由な雰囲気を味わうことができた。
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