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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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今日からセンター試験。
今年も会場校へ激励に行った。
受験生、特に国公立大学を本命にしている生徒にとっては、
3年間の集大成とも言える一日である。
2次試験で挽回できる余地はあるとしても、大勢が決まる。
生徒の立場で想像すれば、かなりの緊張だろう。
僕の時は、30数年前は、共通一次さえなかった。
一期校と二期校があった。
それが差別だという理由で共通一次になったが、
もっと差別が細分化された。
そんなことは予想されていたのに。
いや口当たりのいい理由をマスコミとグルで撒き散らして、
本望を遂げる、例を手口である。
一期校、二期校の時は、一発勝負だった。
どの学校を受験するかも一発勝負だった。
センター試験の結果を見て、希望校を断念しなければいけない。
行きたい大学ではなく、行ける大学。
確実性は高くなるかもしれないが、大学にとっても不本意ではないか。

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昨日は朝の8時から夜の10時まで、
パジャマのまま、蒲団もあげずに、
12時間、1つの教材研究をしました。
8人の討論の教材です。
これは、9年前に教材化して1度授業しているのですが、
もう一度パソコンのそこから引き出してきました。
すでに、大体の目算で授業計画を立てていたので、
教材は生徒に配布済みで、この連休に細案を考えることにしていました。
ところが、詰めて考えてみると、どうも授業にならない。
原因の一つは、教材です。
ちょっと手直しはしたのですが、もともと枝葉の所をカットして短くしたので、つながらない所がある。
論理を追っていくと飛躍をするところがある。
初めは論理的な論争だったのですが、途中から、感情的になってきて、言葉の定義も曖昧なまま討論が進む。
読解するのに非常に難しい。
内容も、社会的政治的な内容で、是非考えさせたいのだが、
僕にそれだけの知識や信念があるのだろうかと揺らぎ始めた。
結局、無理だというので、途中できり上げ、他の教材に差し替えようと新たな教材研究を始めたが、途中で中断して寝た。

今日はこの授業がないので、モラトリアムの期間があった。
午前中授業をして、実践の勘を取り戻して、午後からもう一度教材研究を再開した。そして、なんとか授業になりそうなので、チャレンジすることに決めた。

自主教材は難しい。冬休みに概略を考えたのに、詰めの段階でこんなに揺れるのは初めて。
これは老いなのだろうか。
うちは2期制なので、始業ではなく、授業再開。
うちの小6の末娘は、昨日から溌剌と登校したが、
高校生となるとそうはいかない。
生徒はドンヨリ重い。
月曜日がそうであるように。
確かに3年生は冬休みは受験勉強で明け暮れて疲れているのかと思いきや、そうでもないのも残念。
教師の方は、すわ、授業再開と意気込むのであるが、
このギャップは大きい。
センター試験まであと9日。
やや?不安である。
明日から授業だというのに、永平寺へバスツアー。
だって、行ってみたかったんだもん。
修行に行っても門前で追い返されるという厳しい曹洞宗の本山。
朝7時30分に京都駅を出発して、3時間余りで到着。
雪の永平寺を想像していたのですが、雪は道の脇に少し残っているだけ。
空は快晴。イメージとは違った。
寺も、近代化されていて、吉祥閣という近代的な建物に受付があって、館内の廊下を伝って法堂まで順路になっている。
その間、外に出ることはなく、回廊には雨や雪が入らないように透明のトタンでガードがしてある。
一番古い建物で江戸時代の中期に再建された。
厳しい修行の場を想像していただけに、期待外れだった。
道元さんはどう思っているのか。
でも、こんな山の中に、これだけの寺を寄進されたのだから、道元という人は稀代の僧、思想家だったのだろう。

バスツアーのもう一つの利点は、ゆっくり物を考えられること。
移動中は車窓の景色を見ながら、明日からの授業を構想していました。
ミクロの視点ではなく、マクロの視点で考えることができるので、いいアイディアがゴロゴロ出てきました。

明日からのいいエネルギー源になりました。 
10日ぶりに学校へ行った。
今日から仕事始めである。
といっても、職員室には人はまばら、数人だけ。
まだ正月休みなのです。
補習や自習に来ている生徒は30人弱、頑張って欲しい。
3日後に始まる授業の準備に励む。
新しい教材に入るのだが何をするか、現代文の場合はここから考える。
3年は数時間しか授業がない。
教科書の教材で残っている教材は面白くない。
そこで、過去の開発教材の登場。
生徒と時代のニーズを考える。
卒業していく生徒に送るメッセージ、高校を巣立つに当たって考えて欲しい内容の教材を探す。
一度やったからと言って、単なる焼き直しでは失敗する。
リニューアルする必要がある。
目算はしていたが、実際に教材に当たってみて、教える生徒を思い浮かべると、色々考えてしまう。
そんなこんなで教材を探し、試しに手直ししている間に1日が過ぎた。
他の科目の準備もしなくてはならない。
本来なら楽しい時間のはずが、時間がないと苦痛になる。
でも、頑張ろう。
授業が命。
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