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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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父の三十三回忌と母の一周忌の法要をした。
両方の親戚も集まっていただき、十七名の大勢で執り行うことができた。
田舎では、珍しくないことだろうが、最近の都会では少なくなった方ではないか。
多くの親戚が集まることは、こんな機会しかない。中には兄弟であっても久しぶりの顔合わせであることもある。
故人の話や昔話に花が咲いて、しばし、タイムスリップした一時であった。
子として一つ役目を果たせたかな。
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PTA総会の裏(表)番組として、保護者向けの進路説明会があった内容は、「奨学金と教育ローン」、非常に現実的、保護者が最も気になる部分に特化した説明会で、ジャストフィットだった。講師は、ファイナンシャルプランナー、これも面白かった。
表情報はパンフレットなどを見れば分かるが、裏情報や落とし穴の説明には聞き入ってしまった。
その1
日本学生支援機構の奨学金の第1種、無利子の資格は、経済的な面と成績面がある。成績は3.5以上とあるが、人数が決まっているので、4.0~4.1が最低ラインになる。
その2
第2種の有利子の利率は、3.0%以内とあるが、現在は0.9~1.55%程度。
その3
奨学金は高校から予約できるが、実際に振込があるのは5月から毎月ごと。ということは、入学前や直後のお金には対応できない。
その4
その分を補塡するのが、教育ローン。教育ローンは一括で振り込まれる。
日本政策金融公庫の「国の教育ローン」が利率が2.45%で最も低利率。
その5
しかし、申請してから交付されるまで2~3週間かかる。ということは、合格発表から納付〆切までの期間に間に合わないことのほうが多い。そこで、あらかじめ申請しておく。
その6
でも、合格しなければキャンセルしなければならない。キャンセルするとキャンセル料が発生するのではないか。ところが、キャンセル料は0円。だから、当初の費用が必要な場合は、あらかじめ教育ローンを申請しておくと良い。

なるほど、上手くできている。これなら安心して進学できる、か?
いやいや、これは「給付」ではなく「貸与」である。つまり、返済しなければならない。私立自宅で無利子で月額54,000円借りたとして、4年で259万円、返済月額は14,400円で15年になる。
有利子で月額54,000円借りた場合、年利1.0%として返済総額は280万円、月々15,582円で15年返済しなければならない。
これに、教育ローンを年2.45%で200万円借りた場合、10年間なら毎月19,000円返済しなければならない。
合わせれば、毎月35,000円返済する事になる。
大学を卒業して、安定した仕事に就けて、継続できるなら、返済可能だが、そうでなければ、500万円の借金だけが残ることになる。

と考えると、そう簡単に借りるのは考えものだ。でも、金がなければ。世知辛い世の中だ。日本政府の教育にかける歳出がいかに貧困であるか、そこが問題なのだが、今今改善されることはないが、大きな問題である。
先週の金曜日から、土日を挟んで6日間休校になった。
1日目の金曜日こそ、生徒への連絡や対応で慌ただしかったが、今週に入って月火はゆったりとした時間が流れた。こんな時期に、中間試験の時期に休日が4日も続くなんて、おそらく空前絶後であろう。
まずは予習をみっちりした。再開すれば慌ただしくなるのは目に見えているからだ。それと、学年の先生とよく話した。学年会で今までできなかった生徒の話をじっくりしたし、職員室でもよく話した。生徒の進路をどうするのか、いろいろな手だてが必要ではないか、もっと大きく、これから生徒の出て行く社会はどうなるのかという真面目な話もあるが、たわいもない話も多い。話していると、出身高校が同じだったり、それどころか中学も小学校も同じで、年代こそ違え、同じ公園で遊んでいたりとか、隠された真実が次々と明らかになる。
そういえば、こういう時間がなくなったなぁ。以前、土曜日が半ドンだったとき、午後はこんな話をしたものだった。たわいもない話をしながら、先輩の先生から多くの事を学んだり、同僚とグチを言い合ったり、励まし合ったり、中には伴侶を見つけた先生もいるだろう。
たしかに成果主義とか能率主義とか、効率を求める事も時代の要請として必要なのだろうが、こうした時間が、次へのエネルギーやアイデアを生み出していくはずだ。ノスタルジックに回想するのでなく、こういう時間を意識的に作り出していきたい。
仏壇を実家からこちらに引き取るのに、この際買い換えようという事になって、下見に、二条駅の近くの店に、地下鉄で行った。
昨日の教訓を生かして、妻と二人で家からマスクをして行った。僕は幸い花粉症ではないのでマスクをしたのは2~30年ぶり。鼻まで隠していいものやら、顎まで隠していいものやら、長時間かけているとゴムが当る耳の後ろが痛くなるやら。
意気込んで地下鉄に乗り込むと、アレッ、マスクをしている人は2割もいない。徐々に増えるのかと思えばそうでもなかった。でも、マスクをしてみると、マスクをしていない人を見ると、どーしてこんな時にマスクをしないんだァなんと非難の目つきになるのを抑えるのに苦労する。咳をしている人を発見しようものなら、睨み付けそうで困った。
そうこうしているうちに二条駅に到着。ここから決死隊だ。なぜなら、京都で最初に感染したのがこのあたりの小学生だからだ。さぞかし厳戒体制が引かれていて、ピリピリしているのだろうなぁと地上に上がってみると、マスクをしている人は半分弱。雰囲気もゆる~い感じ。人手は、このあたりは滅多に来ないので、普段の日曜日の様子が分からないので比較のしようがないが、ごった返しているようではなかった。マスク談義はこのへにして。

本題は仏壇だが、現代仏壇というものがあると聞いたので、そいつを実地に見に来た。確かにモダンだった。リビングのテレビの位置に置いても違和感のないオシャレなデザイン。畳の間が少なくなった家には調和するだろう。値段も従来のものに比べるとかなり割高で、値引き率も低い。もっとも、洋間にでも仏壇を置こうという家は、そこそこ収入があって、信心も深い人であろう。
うちは和室に置くので、従来のタイプでいい。とはいっても、これは子どもが引き継いでくれるかもしれないもの。いずれ僕もこの中に入るのかと思うと、外から目線でなく、内から目線で見ていた。
従来タイプもいろいろ差異化してあって、目移りがする。しかも、蝋燭立てや線香立て、花入れなどの小物もいろいろあって、それを組み合わせていくと無数のパターンが発生して、迷路に入っていく。毎日拝むものだし、僕が死んだら拝んでもらうものだし。とても先の長い買い物だ。
予定していた研究会が、新型インフルエンザのために大学の使用許可が下りなかったために中止になった。天気も良い。そぞろ神に誘われて、どこかへ行きたくなった。しかし、外は新型インフルエンザ。でも、行きたい。でも、さすがに大阪や神戸はアレだし、京都市内もナンだし。と言う事で、外出自粛令が解除された滋賀県に行く事にした。感染者の出た立命館のある草津を通り過ぎて、彦根へイコネ。
妻から「マスクは」と聞かれたが、敢えて行くのだから潔く(?)マスクはいらないと言った。JRに乗ると、半分か、いや半分以上がマスクをしている。帰りの地下鉄では8割はマスクをしていた。ムムムムム。こうなくと、空気中にバイ菌がウヨウヨ飛んでいるようなイメージが。鉄砲の弾が飛び交う戦場を駆け抜けていく気分。
でも、彦根はおおらかだった。マスクをしている人の方が少ない。でも、平日の月曜日よりも人が少ないとのこと。マスク談義はこれぐらいにして。
彦根といえば彦根城。今年は開国150年祭。開国といえば、彦根城の城主だった井伊直弼が大老として尽力した。井伊直弼は幕臣だが、維新後評価されている。彦根城は桜も紅葉もなかったが、見応えがあった。天守閣からの360度ビューは、琵琶湖も見える。お目当ては東下に見える玄宮園という庭園。回遊式の池泉庭園で、彦根城を借景にした見事な庭だった。鳳翔台という茶室で抹茶を飲んだ。部屋の柱と縁の柱が重なり1本に見え、庭が一望できる場所が殿様の座、人がいなかったので底に座らせてもらった。しばし殿様気分を味わった。180度回転して座ると、天守閣が見える。その時、発見した。ここから見る天守閣は「ひこにゃん」に似ている。時間が合わずに本物の(?)ひこにゃんは見られなかったが、その原型をみることができた。
街中も、キャッスルロードとか、四番街スクエアとか、ベルロードとか、統一のある家並みを作って、観光に力を入れていた。訪れる人には魅力的なスポットであった。
唾の飛ぶ、濃厚な接触はなかったので、大丈夫だと思うのだか。  
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