ゴールデンウィークもあと2日になりました。
1日休めたのは今日だけ。クラブが4日、研修が2日。充実した日々です。
長男が帰省しています。高校時代の友だちに会ったり、高校のクラブを見に行ったり。
忙しそうにしていますが、家にいてもすることはないでしょう。
食費を切り詰めているらしく、肉を一杯食べさせています。
まだ、1カ月もたっていないので、高校生の延長です。
これから、帰省するたびに成長した姿を見せてくれるのでしょうか。
頼もしいような、寂しいような。
30日に続いて、連休2回目の剣道の練習試合の1日でした。
11校が京都学園高校に集まり、試合を繰り返しました。
生徒は一戦一戦成長します。しかし、高校生はメンタルな部分が大きく、気持ちの持ち方で試合の内容が大きく変わります。
僕も中学から大学まで剣道部でした。大学で3段を取得したのが最後で、それ以来段位審査は受けていません。もっぱら、高校生相手に練習しています。それも、週に1回は難しいです。
高段者の先生は熱心で、生徒の練習の後も防具を着けて地稽古をしていました。
第4段落。いよいよ舞姫登場。
「舞姫」の中でも最も美しい場面です。
教会の前ですすり泣いている、絵にも描けない超美少女に、「憐憫の情」に打ち勝たれて大胆にも声をかけた豊太郎。
でも、待てよ。
「憐憫の情」って何に対して?
父親が死んで、葬式代がないことを聞いてかわいそうになった。
でも、話を聞いたのは声をかけてから。話の順序が逆ではないでしょうか。
では、なぜ豊太郎は少女に声をかけたのか?
それは、少女の魔性の目に引きつけられたからではないでしょうか。
「青く」「清らで」「もの問いたげに」「愁いを含んだ」、そんな「目」で見つめられたからではないだろうか。
いわば、一目惚れ。
それに、自我に目覚め、そのおかげで地位が危うくなっていて、心が不安定だった。
それに、夕暮れ時の300年前の古寺の前で、「恍惚」としていた。
エリスと「離れ難い仲」になったのも「恍惚」としていた時。
「恍惚」は、「舞姫」の一つのキーワードです。
授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm
怪しげなCDをかけて、イメージの世界へ。
そのムードのまま、エゴグラムのイメージワーク。
入れない生徒もいましたが、みんなよく努力してくれました。
エゴグラムは変えられる。変え方をチェックして、リサーチ終了。
あとは、まとめの時間。自分の中の5つのこころを整理して、まとまった文章に。
今日は理論中心で、しかも自分の心に深く入ったので、マイペースでゆっくりできるように配慮しました。
詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/soudan/jikokeisei.html
その前に、ここで、自我に目覚めたトヨの心理テストをしよう。
エゴグラムの質問項目を6割に減らして、豊太郎になって答えさせた。
予想通り、W型のエゴグラムになりました。父親と大人といい子の高いエゴグラムです。
これで、父のような母に育てられたトヨの性格が理解してもらえたか。
これから、トヨが大きく変化するたびにエゴグラムを取りたいと思います。
で、第4段落は、エリスが登場する前の設定の確認。
自我に目覚め、地位が危うくなり、精神的に不安定な豊太郎。
夕暮れの300年前の古寺の前で恍惚とする豊太郎。
エリスとの出会いのシチュエーションは揃った。
授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm