教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
末娘が研修のために帰ってきている。研修と言うのは就職してからの2年間の自分の活動をプレゼンすると言うものである。娘は東京でマンションのデベロッパーの仕事をしているのだが、企画から広報や販売まで全てやらせてもらえるらしい。娘は仕事にとてもやりがいを感じている。それは聞いていて親としてとても嬉しい。娘は大阪に本社のある会社に就職したのだが、東京勤務になった。親としては、大阪勤務なら自宅から通ってくれると一安心していたのだが、とても意外であった。寂しくあった。しかし娘の楽しそうな話を聞いていると子供の成長をまず喜ぶのが親として幸せだろうと感じた。
PR
末娘が帰ってきて、また家が賑やかになった。家内との会話も活発だ。昔の家の家具の配置、近所の友達の事、小学校や中学校の事、昔話に花が咲いている。それを一緒に聞いていて、僕はほとんど思い出せないのだ。 10個に一個ぐらいは話についていくことができる程度だ。今まで何をしてきたのかと落ち込んでしまう。記憶力の低下か、もともと記憶力がないのか。
安倍首相が辞意を表明した。理由は持病の潰瘍性大腸炎の再発と言うことである。健康上の問題で政務に支障をきたすと言う判断であった。Yahoo!のコメントを見ると、「ご苦労様でした」と言うねぎらいの言葉が多く見られた。日本人は優しい国民なんだろうか。この辞意は仕方ないものとみるか、政治を投げ出したとみるか。生命尊重の時代なので、命をかけてまで仕事に専念しろとは言えないご時世なのか。政治家といえども人の子である。職業に貴賎はないと言うが、他の職業に比べて負うものが比べ物にならないほど大きい。だからこそ万全の体調で臨むべきだ。それができないならばやめると言う事も考えられる。健康上体力の限界なのか、気力の限界なのか。僕よりも1歳上の年齢なので他人事とは思えない。
1年の授業で羅生門に入った。おそらく最後の授業になるだろう。いつもと同じように全文を通読して各段落ごとに読み進めていこうとしたのだが、生徒にとってちんぷんかんぷんのようであった。愕然とした。こちらは何度も教えているので慣れているつもりであったが、生徒にとってはとても難しい教材のようであった。 いちから作戦の立て直しである。ラスト羅生門がこのような形になるとは。
出勤前のひととき、今日は少し気分を変えて朝マックをした。マクドナルドの北白川店に立ち寄り、朝マックといっても朝食はしっかり取ったので、ホットコーヒーを100円で買い求め、二階へ持って上がって時間を過ごした。二階は高校生が1組、後は僕と同じ位の年配の人が、僕と同じようにドリンクをいっぱいだけ机の上に置いて、本を読んだり、スマホをいじったり、ノートに何やら文を書いたりしていた。僕は、日記帳を開け、30分ほど、心にうつりゆく由無し事をそこはかとなく描いた。朝のちょっとした気分転換でもありちょっとした贅沢でもある。