教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
いよいよ今日は初めての在宅での勤務です。休日でも年休でもない。家で仕事をするのです。休日でも教材研究をしたりしているので変わりないと思っていたが、1日中仕事をしているのが主。休みの合間に仕事をしているのではない。誰も見ていないのだが、GPSが仕込まれているわけでもないのだが、だからこそ余計に緊張する。真面目というか小心者というか。少し崩したらなし崩しになりそうで。これが何日も続くとおもうと少し憂鬱だ。しかし、同じ公務員でも普段より忙しく、感染のリスクを背負いながら仕事をしているひとのことを考えるとお気楽なことを言っていると天罰がくだる。
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本日から在宅勤務が始まる。出勤組なので職員室に入ると閑散としていた。実感する。国語の課題の発信および提出日の科目があるので、その対応に追われる。初めての試みだが何とか開始した。その場にいたからこそ対応できたが、自宅で一人で対応できるか。若い人はすぐに順応するが、機械音痴の老人には辛い。いつまで続くのか。
明日から3チームに分かれて、1出勤2在宅の勤務に移行する。教職員の接触を減らし感染を予防するためである。今日は最後の全員が顔を合わせる日。明日からに備えて打ち合わせておかねばならぬことの相談をした。次に会えるのは5月7日の予定だが、おそらく休業は延長されるだろう。仕事が終わり帰る時、年末の「よいお年を」ではなく、「また逢う日まで」。侘しさがあった。
不要不急の外出は控える風潮であるが、散歩ならよいということで、日野誕生院と法界寺へ散歩した。誕生院は親鸞が生まれたという寺、法界寺は国宝阿弥陀堂に国宝阿弥陀如来像が安置されている。回廊を歩いていると住職が声をかけてくれ、僕のために扉を開けてくれた。仏像は平等院と同じ定朝様式の神々しいお姿だった。しばしの間対面した。こんな時こそお救いください。往復1時間半の心安らぐ時間だった。
1週間たった週末、さらに緊急事態は進展した。街は(テレビでしか見てないが)人が消えてしまった。図書館も完全に閉館し、ショッピングセンターも全館閉館したり、閉店している店舗も増えた。アマゾンプライムで「感染列島」を見た。都市封鎖や医療崩壊を映像で見ると恐怖が実感できる。「サバイバルファミリー」も見た。全世界が2年半停電する。ライフラインはすべて止まる。ある家族は4人で自転車で東京から鹿児島まで100日かけて移動する。ありそうもない話だが、広範囲が非常事態に陥ったならどうなるか、考えさせられる。どちらの映画も元の生活に戻るのだが、コロナが続けばどうなるか、想像する機会になった。