教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今日は土曜日だけれど、文化祭準備のために出勤。うちのクラスはまだ集まった方だけど、他の普通クラスは苦戦していた。
午後から劇団の人が来て、演技指導をしてくださった。脚本は10分前にパラパラ目を通しただけというが、さすがにプロだ。1シーン見ただけで、本質をズバリと指摘する。生徒もアドバイスに何とか食らいついていた。
ようやくセリフが入った段階なので、多くを望むのは無理だが、生徒の理解力、想像力の乏しさを感じる。こういう場面ではどういう気持ちになるかと問われて、ピンと来ない。生活体験が乏しいこともあり、想像できないのだ。普段も似た場面を体験しているはずなのに、意識化していないので、結びつかないようだ。つまりは、国語力ということになる。国語の教師として、責任を感じる。
午後から劇団の人が来て、演技指導をしてくださった。脚本は10分前にパラパラ目を通しただけというが、さすがにプロだ。1シーン見ただけで、本質をズバリと指摘する。生徒もアドバイスに何とか食らいついていた。
ようやくセリフが入った段階なので、多くを望むのは無理だが、生徒の理解力、想像力の乏しさを感じる。こういう場面ではどういう気持ちになるかと問われて、ピンと来ない。生活体験が乏しいこともあり、想像できないのだ。普段も似た場面を体験しているはずなのに、意識化していないので、結びつかないようだ。つまりは、国語力ということになる。国語の教師として、責任を感じる。
PR
去年の12月、東京ドームでジュリーこと、沢田研二のコンサートがあった。その様子はテレビで見て、是非ナマで見てみたいと思った。今年の7月18日、京都会館でコンサートがあった。しかし僕は、長男の大学の個別面談のために京都にいなかったのでチャンスを逃した。先日の新聞で、東京ドームの7時間を越えるコンサートのDVDが発売されたと知った。そして、アマゾンで検索してみた。すると、定価12,000円のものを中古で7,000円で出ていたので、迷わず注文を入れた。それが、今日到着したのである。
早速再生してみた。そこには年老いたジュリーがいた。60歳の還暦を迎え、肌の弛みは仕方ないのかもしれない。沢田研二といえば、京都の高校時代は、かなりのやんちゃで、腹巻を巻いて、グループの先頭に立って他校に殴り込みを描けたという伝説が残っている。
一曲一曲歌い終わった後の言葉は、「ありがとう、サンキュー、ありがとね」。そして、深々とお辞儀をする。休みなしに80曲を歌うというのだから、他の人ではできない。しかも、往年の振りを再現しようとする。飛んだり跳ねたり、踊ったり。歌うだけでも体力を消耗するのに、これだけ動きがつくと、さすがに体にきついのではないか。それでも、敢えてチャレンジするジュリーの姿に感動した。僕より6歳年上。ジュリーもガンバっているのだから、自分もより一層頑張らなければという思いが強くなる。生きる勇気をもらった。
早速再生してみた。そこには年老いたジュリーがいた。60歳の還暦を迎え、肌の弛みは仕方ないのかもしれない。沢田研二といえば、京都の高校時代は、かなりのやんちゃで、腹巻を巻いて、グループの先頭に立って他校に殴り込みを描けたという伝説が残っている。
一曲一曲歌い終わった後の言葉は、「ありがとう、サンキュー、ありがとね」。そして、深々とお辞儀をする。休みなしに80曲を歌うというのだから、他の人ではできない。しかも、往年の振りを再現しようとする。飛んだり跳ねたり、踊ったり。歌うだけでも体力を消耗するのに、これだけ動きがつくと、さすがに体にきついのではないか。それでも、敢えてチャレンジするジュリーの姿に感動した。僕より6歳年上。ジュリーもガンバっているのだから、自分もより一層頑張らなければという思いが強くなる。生きる勇気をもらった。
文化祭本番まであと12日。今日はLHRで、キャストに演じさせた。夏休みの練習の甲斐があって、セリフはほとんど入っていた。その姿を、クラスメイトに見せてやりたかった。そして、大道具も、音響も、照明も、横断幕も、ポスターも、キャストがそこまで練習したなら、自分たちも頑張ろうと言う気になって欲しいという狙いがあった。
終わった後、自然と拍手が起こった。でも、僕が思っていた以上の拍手ではなかった。そして、キャストの成果を讃え、さぁ、他のパートも準備をしようと呼びかけた。
多くの生徒が、動き出した。でも、僕が期待したほどの動きではなかった。残念ながら、何もしないで帰る子もいた。多くの子は動いてくれた。それでいいのかもしれない。でも、もっと上を願う。作り物の感動ではなく、自分たちのクラスメイトがこれだけやって見せてくれたのだか、自分たちもという感情は、99%の子に起こってもいいと思う。でも、そうはならない。彼らには感動する心がないのか。クラスメイトへの連帯感はないのか。
なんて言うと、白けてしまう人が多いのだろうか。悪いけど言わせてもらえば、この場合で感動するかしないかは、生きる意欲の問題だと思う。それは悲しいかな、仲間に感動する心と学力は比例していると思う。進学クラスはこうした一体感はある。準進学クラスもほとんどの子が一体感を抱く。しかし、普通クラスでは、クラスの一体感にはならない。
学力の低い子には、仲間と連帯するとか、仲間とやり終えた達成感は乏しい。コミュニケーション力の低下が言われているが、それはコミュニケーション・スキル乏しいだけではなく、コミュニケーションしようとする意欲の問題である。
こんなハートプア子どもが、やがて社会に出たらワーキングプアに陥ってしまうのではないかと、憂鬱になる。
終わった後、自然と拍手が起こった。でも、僕が思っていた以上の拍手ではなかった。そして、キャストの成果を讃え、さぁ、他のパートも準備をしようと呼びかけた。
多くの生徒が、動き出した。でも、僕が期待したほどの動きではなかった。残念ながら、何もしないで帰る子もいた。多くの子は動いてくれた。それでいいのかもしれない。でも、もっと上を願う。作り物の感動ではなく、自分たちのクラスメイトがこれだけやって見せてくれたのだか、自分たちもという感情は、99%の子に起こってもいいと思う。でも、そうはならない。彼らには感動する心がないのか。クラスメイトへの連帯感はないのか。
なんて言うと、白けてしまう人が多いのだろうか。悪いけど言わせてもらえば、この場合で感動するかしないかは、生きる意欲の問題だと思う。それは悲しいかな、仲間に感動する心と学力は比例していると思う。進学クラスはこうした一体感はある。準進学クラスもほとんどの子が一体感を抱く。しかし、普通クラスでは、クラスの一体感にはならない。
学力の低い子には、仲間と連帯するとか、仲間とやり終えた達成感は乏しい。コミュニケーション力の低下が言われているが、それはコミュニケーション・スキル乏しいだけではなく、コミュニケーションしようとする意欲の問題である。
こんなハートプア子どもが、やがて社会に出たらワーキングプアに陥ってしまうのではないかと、憂鬱になる。
8月もあと4日残して2学期が始まった。とはいえ、京都市内の小中学校は3日前の月曜日から始まっている。しかし、うちの子の通う中学校は伝統通り9月から始まる。風物詩が変わっていく。
始業式、大掃除、授業、授業、LHR、LHRと初日から出ずっぱりだった。いきなりのハードワーク。でも、気合いが入っていたのか、気持ちよく1日を終えられた。
生徒たちも、思ったよりはやる気を見せていた。もっとダラダラかと思ったが、授業は成り立った。しかし、LHRの文化祭準備は、あと2週間足らずであるが、もう一つ気合いが入らず。最近の生徒のエネルギーの少なさが気にはなる。
始業式、大掃除、授業、授業、LHR、LHRと初日から出ずっぱりだった。いきなりのハードワーク。でも、気合いが入っていたのか、気持ちよく1日を終えられた。
生徒たちも、思ったよりはやる気を見せていた。もっとダラダラかと思ったが、授業は成り立った。しかし、LHRの文化祭準備は、あと2週間足らずであるが、もう一つ気合いが入らず。最近の生徒のエネルギーの少なさが気にはなる。
宇治市にある地方劇団、しんせんユニットの「茶嵐ぽらん」という劇を見に行った。小学校の先生だった人が主宰している劇団で、前任校の教え子も裏方として入っている。宇治を拠点にしているだけあって、一貫して「茶」をテーマにした劇である。時代は室町時代、茶道の元祖となる村田珠光をモデルにしている。偽物作りの男と出会ったののが契機になって、それまで中国産の茶道具にしか価値を認めなかった茶道の世界に、国産の素晴らしさを認めていくという壮大なスケールの話。役者も、若い人が中心だが、僕と同じくらいの老優もいる。頑張っているローカルとして、見に行くことしかできないが、応援したい。