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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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映画の日。
今月は「ZEN」を見た。
道元の物語で、宋に渡って修行して悟りを開き、
日本に帰って布教する。
ところが、比叡山の酒と女に明け暮れる糞坊主たちが、
自分たちの立場に危機感と嫉妬を覚え、
圧力を掛けたり、挙げ句は寺に火を放つ。
道元は、道を究めるため、永平寺に移り、宗派を成す。
道元の生きた鎌倉時代も、今と同じ、貧富の差の大きな時代。
その中にあって、真理を貫き、道を正す。
宗教で人を救おうとする。
今の時代の宗教は、
創価学会や幸福の科学など、すべてと言っていいほど、
弱者を救うどころか、弱者を食い物にしている。
比叡山の糞坊主と同じである。
信長に焼き討ちされたように、やがて天罰が下るにちがいない。
それはさておき、道元は、時の最高権力者である北条時政にも、
命を捨てる覚悟で意見をする。
そして、見返りは求めずして、鎌倉を去る。
最後は、永平寺で、遺言をし、座禅中に入滅する。
すべてを捨てた時に、自分の中の仏が現れるという。
煩悩にまみれた僕には難しいことだが、
できるだけ、自分にできる人の役に立てることはしたいものである。
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教育相談の研究会のオリジナルメンバーと久しぶりに飲んだ。
この回に所属して25年。
先輩方は退職されたり、知らぬ間に来なくなったり。
その後もメンバーの出入りがあり、今は実質6人のメンバーで運営している。
その内の3人が、古くからのメンバー。その中でも、僕が最古参。
以前は、合宿研修もあり、夜を明かして語り合ったものだが、
最近は飲み会も少なく、じっくり話す機会もなかった。
久しぶりに飲んで話すと、話は広がり尽きなかった。
さすが、教育相談の研究会だけあって、ただ話すのでなく、
聴くべき所は傾聴してくれる。
こちらも相手の話は最後まで聴く。
いい気持ちの4時間でした。
3年の学年末試験が終わった。
月曜日からは、週に1回しか来なくなる。
担任の日常業務は一旦終了。
授業も2年の4時間のみ。
楽ができると思いきや、国公立の2次試験対策補習。
今年はなんと京大を受験する子の指導が当ったている。
ほとんど記述、でも、難解で難解読んでも分からない文章ではなさそうだ。
最後のご奉公になるかもしれない。
授業でやれなかった、
吉原幸子、谷川俊太郎、中原中也、萩原朔太郎の、
教科書に載っている詩か、同じ作者の同じ長さの詩を選んで、
プリントに写し、詩の鑑賞をし、朗読の工夫点を書いて、
一人一人、前で朗読する。
他の生徒は、10点満点で採点する。
一番人気は、谷川、吉原、中原、そして萩原はを朗読したのは1人だった。また、教科書以外の詩を読んだのは5人だった。
みんな一生懸命やってくれたが、如何せん、思い入れたっぷりという朗読はなかった。やはり気恥ずかしいのだろう。
でも、良い経験になったと思う。
梶井基次郎が檸檬を買った、「八百卯」が閉店していた。
新聞によると、昨年10月に4代目店主が急逝したらしい。
創業130年、呆気ない幕切れだった。
丸善も、当時は三条通りにあったが、河原町に移転し、それも2005年に閉店し、今は、カラオケになっている。
二つの店には、お世話になった。
20数年前、最初の勤務校で、
「檸檬の店で檸檬を買って、丸善に行って、書棚に本を積み上げ、その上に檸檬を置いて、写真を撮って、その様子をレポートに書いて提出すれば50点あげる」という課題を出したところ、教えている生徒の3分の1ぐらいが実行した。中には、丸善の店長と並んで写真を撮った強者もいる。
「檸檬」を授業する時は、果物屋や丸善や、店長と一緒に撮った生徒の写真などを店ながら、授業する。
あとの2枚は、貴重な写真だったが、果物屋の写真も、貴重な写真になってしまった。
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