教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
全国学校教育相談研究大会、1日目の午前の講演は、
小学校の成績がオール1だった高校の教師、宮本延春氏。
小学校2年でいじめにあって、勉強などして目立てばまたいじめられるから勉強しなくなった。家庭環境も親が教育に理解がなくて恵まれてなかった。それで、勉強しない内に、まったく付いていけず、23歳になるまで九九が言えなかった。家も貧乏で、両親が相次いで亡くなって、18歳で天涯孤独の身になった。極貧の生活で、1カ月13円で生活したこともある。公園の草で食べられるものを食べたり、蟻を食べたり、風呂はないので雨で体を洗ったり。雑草が犬に踏んづけられたような生活だった。
23歳の時に、少林寺憲法で知り合った今の奥さんから、アインシュタインのビデオを見せてもらって、一念発起した。定時制高校に入り、名古屋大学の物理学科を目指す。九九さえ言えなかったのに、必死で勉強して、高校2年の時には物理の模擬試験で愛知県で1番になる。そして、現役で名古屋大学に入る。
オール1で、九九さえ言えなかったのに、名大の博士課程まで出る。
本人はクルクルパーと言っていたが、
もともと頭はよかった、勉強すればいじめられるという環境と、父親に教科書やランドセルを燃やされるという環境のなかで、勉強をしなかったのだ、と思う。だれでも努力すればできるようになるとはならないのではないか、教師は疑り深いし、嫉妬深い。
それでも、話術の巧みで、何や彼や言っても、僕は極貧生活には耐えられなかったと思う。
小学校の成績がオール1だった高校の教師、宮本延春氏。
小学校2年でいじめにあって、勉強などして目立てばまたいじめられるから勉強しなくなった。家庭環境も親が教育に理解がなくて恵まれてなかった。それで、勉強しない内に、まったく付いていけず、23歳になるまで九九が言えなかった。家も貧乏で、両親が相次いで亡くなって、18歳で天涯孤独の身になった。極貧の生活で、1カ月13円で生活したこともある。公園の草で食べられるものを食べたり、蟻を食べたり、風呂はないので雨で体を洗ったり。雑草が犬に踏んづけられたような生活だった。
23歳の時に、少林寺憲法で知り合った今の奥さんから、アインシュタインのビデオを見せてもらって、一念発起した。定時制高校に入り、名古屋大学の物理学科を目指す。九九さえ言えなかったのに、必死で勉強して、高校2年の時には物理の模擬試験で愛知県で1番になる。そして、現役で名古屋大学に入る。
オール1で、九九さえ言えなかったのに、名大の博士課程まで出る。
本人はクルクルパーと言っていたが、
もともと頭はよかった、勉強すればいじめられるという環境と、父親に教科書やランドセルを燃やされるという環境のなかで、勉強をしなかったのだ、と思う。だれでも努力すればできるようになるとはならないのではないか、教師は疑り深いし、嫉妬深い。
それでも、話術の巧みで、何や彼や言っても、僕は極貧生活には耐えられなかったと思う。
PR
遊びはここまで、夕方から仕事。
研究会の理事会がある。
青山にあるホテルに行くのに、原宿で降り、明治神宮通を歩くはずが、
竹下通を歩いていた。
若者のなかに、へんなベレー帽をかぶって、髭を生やして、丸眼鏡をかけたオッサンが、浮いていただろう。
理事会では、2年後の京都開催を引き受けることになってしまった。
3年前にもやったが、またまた大仕事。
おそらく、定年までには最後の仕事になるだろう。
たいへんだが、メンバーの仲間と力を合わせて、楽しくやろう。
研究会の理事会がある。
青山にあるホテルに行くのに、原宿で降り、明治神宮通を歩くはずが、
竹下通を歩いていた。
若者のなかに、へんなベレー帽をかぶって、髭を生やして、丸眼鏡をかけたオッサンが、浮いていただろう。
理事会では、2年後の京都開催を引き受けることになってしまった。
3年前にもやったが、またまた大仕事。
おそらく、定年までには最後の仕事になるだろう。
たいへんだが、メンバーの仲間と力を合わせて、楽しくやろう。
朝、バスで東京へ向かう前に、もう一度会津若松の町を散歩する。
歴史を残すいい町だった。
東京へ。昼間、バスで東京に入るのは初めて。
都内をバスで移動するのも初めて。
日曜日だったからか、道は空いていた。
これが、東京か、すっかりお上りさんになる。
さっそく、目当ての、東京江戸博物館へ。
「書の名宝展」に行く。
滅多に国外にはでない王義之の「蘭亭序」が展示されている。
書道をする人なら必ず臨書する、書道の基礎の基礎である。
やはり、書は詳しくないが、本物を見るのはいい。
蘭亭序を書いた扇子を自分のお土産に買う。
常設展もパノラマや実物大の再現など、楽しめた。
歴史を残すいい町だった。
東京へ。昼間、バスで東京に入るのは初めて。
都内をバスで移動するのも初めて。
日曜日だったからか、道は空いていた。
これが、東京か、すっかりお上りさんになる。
さっそく、目当ての、東京江戸博物館へ。
「書の名宝展」に行く。
滅多に国外にはでない王義之の「蘭亭序」が展示されている。
書道をする人なら必ず臨書する、書道の基礎の基礎である。
やはり、書は詳しくないが、本物を見るのはいい。
蘭亭序を書いた扇子を自分のお土産に買う。
常設展もパノラマや実物大の再現など、楽しめた。
夜行バスで京都から郡山を経由して、9時前に会津若松に着いた。
幕末、多くの藩が長いものに巻かれて官軍に付いたのに対して、
最後まで佐幕を貫いた藩だ。
貧乏くじと言えば言えるが、信念を貫く美学を感じる。
その町とそこに住む人を見たくて会津を選んだ。
市内循環バスが、1日乗り放題で500円、これはお得だった。
しかも、拝観料などの割引も利く。
早速循環バス「ハイカラ号」に乗って出発した。
まず、七日町駅で下車して、噂の「駅カフェ」に入って、朝食を兼ねてシフォンケーキセットを食べる。建物の中は、レトロで、窓から駅のホームが見えるのも情緒たっぷり。
次は、必須のスポット、鶴ヶ城。
ボランティアガイドに案内してもらった。
明治政府によって取り壊されたのを建て直したお城だから新しい。
天守閣に登ると市内が一望でき、飯盛山も見える。
次は御薬園に行く。回遊式庭園だが、余り洗練されていないのは仕方ないか。
昼食は武家屋敷の近くの「鶴井筒」で、会津料理を食べる。大地主の邸宅を改造したもので、どっしりと重みがあった。
武家屋敷も入ったが、人も少なく、入場料の高いのも悪循環。なぜ、鑑真和上像のレプリカや、姿三四郎の銅像があるのか謎。再現された武家屋敷はまぁまぁだったが、やがて消える施設でしょう。その意味では見ておいて良かったか?
そして、もう一つのメインの飯盛山。エスカレーターを使わずに歩いて登る。鶴ヶ城が炎上したと勘違いして自刃した場所から、鶴ヶ城を見る。ここで16~18歳の若者が19人、自分の命を絶った。それも藩のため、幕府のため。その親分の慶喜はさっさと降伏し、晩年もひっそりとではあるが、平穏な日々を送ったのだから、いつも身分の低いものだけが犠牲になるのは変わらない。
5時前だったので、足を延ばして喜多方へ。
楽篆工房という字を書いてくれる店があるというので探し求めて行く。
あいにく店主は留守だったが、書いて郵送してもらうことにする。
喜多方といえば酒蔵とラーメン。極太の麵の店を探して食べる。
若松に返って、明日の朝食を買い込んでホテルへ。
会津若松の一日が終わった。
幕末、多くの藩が長いものに巻かれて官軍に付いたのに対して、
最後まで佐幕を貫いた藩だ。
貧乏くじと言えば言えるが、信念を貫く美学を感じる。
その町とそこに住む人を見たくて会津を選んだ。
市内循環バスが、1日乗り放題で500円、これはお得だった。
しかも、拝観料などの割引も利く。
早速循環バス「ハイカラ号」に乗って出発した。
まず、七日町駅で下車して、噂の「駅カフェ」に入って、朝食を兼ねてシフォンケーキセットを食べる。建物の中は、レトロで、窓から駅のホームが見えるのも情緒たっぷり。
次は、必須のスポット、鶴ヶ城。
ボランティアガイドに案内してもらった。
明治政府によって取り壊されたのを建て直したお城だから新しい。
天守閣に登ると市内が一望でき、飯盛山も見える。
次は御薬園に行く。回遊式庭園だが、余り洗練されていないのは仕方ないか。
昼食は武家屋敷の近くの「鶴井筒」で、会津料理を食べる。大地主の邸宅を改造したもので、どっしりと重みがあった。
武家屋敷も入ったが、人も少なく、入場料の高いのも悪循環。なぜ、鑑真和上像のレプリカや、姿三四郎の銅像があるのか謎。再現された武家屋敷はまぁまぁだったが、やがて消える施設でしょう。その意味では見ておいて良かったか?
そして、もう一つのメインの飯盛山。エスカレーターを使わずに歩いて登る。鶴ヶ城が炎上したと勘違いして自刃した場所から、鶴ヶ城を見る。ここで16~18歳の若者が19人、自分の命を絶った。それも藩のため、幕府のため。その親分の慶喜はさっさと降伏し、晩年もひっそりとではあるが、平穏な日々を送ったのだから、いつも身分の低いものだけが犠牲になるのは変わらない。
5時前だったので、足を延ばして喜多方へ。
楽篆工房という字を書いてくれる店があるというので探し求めて行く。
あいにく店主は留守だったが、書いて郵送してもらうことにする。
喜多方といえば酒蔵とラーメン。極太の麵の店を探して食べる。
若松に返って、明日の朝食を買い込んでホテルへ。
会津若松の一日が終わった。
3連続研修の最終日。
今日の研修は、時間が経つのが惜しいと感じるほど充実していた。
講師は桜井弘氏、この世界ではプロ中のプロ。
簡単な説明の後で、全員がビデオカメラの前でプレゼンをして、
それを再生して見るというハードメニュー。
さすが教師、みんなが何とか課題に挑戦してこなしていく。
ビデオに映った自分の姿を見て愕然とした。
頭頂の薄さを再確認したし、顔の濃さもわかった。
そうした恐怖体験(?)をしたあと、いろいろなステップやスキルを具体的に教えてもらえる。
聞く方も必死になる。
というか、講師が説明する姿自身がすでに教材になっている。
見事に鍛え上げられたプレゼンでした。
声の大きさ、トーン、立ち位置、動止、身振り、間、内容、比喩、具体例、
どれをとっても洗練されていた。
これで飯を食っているとはいえ、
プロの姿を見た。
今日の研修は、時間が経つのが惜しいと感じるほど充実していた。
講師は桜井弘氏、この世界ではプロ中のプロ。
簡単な説明の後で、全員がビデオカメラの前でプレゼンをして、
それを再生して見るというハードメニュー。
さすが教師、みんなが何とか課題に挑戦してこなしていく。
ビデオに映った自分の姿を見て愕然とした。
頭頂の薄さを再確認したし、顔の濃さもわかった。
そうした恐怖体験(?)をしたあと、いろいろなステップやスキルを具体的に教えてもらえる。
聞く方も必死になる。
というか、講師が説明する姿自身がすでに教材になっている。
見事に鍛え上げられたプレゼンでした。
声の大きさ、トーン、立ち位置、動止、身振り、間、内容、比喩、具体例、
どれをとっても洗練されていた。
これで飯を食っているとはいえ、
プロの姿を見た。