グループで代表を選ばせて、代表が前で発表。
そのあとで、インプロのウォーミングアップの「ワンワード」を試してみる。
5人組になって、一人1文節ずつつなげて、即興で話を作る。
順番に回したり、ランダムに回したり、条件を付けたり、
様々なバリエーションをしました。
生徒は最初は戸惑っていましたが、慣れてくるに従って、遊びも入れながら楽しんでくれました。
インプロは使えます。
インプロとは、即興劇を使ったワークのことです。
詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/soudan/jikokeisei.html
今日も「日本語力測定試験問題集」と「日本語文章能力検定」を使う。
電車の乗り換えを口頭で伝える、大学の校内案内、道順説明。
相手の身になって情報発信する必要がある。しかも、論理的に。
これは意外に難しい。生徒もその辺りを感じ取ってくれたようだ。
1時間に4本はきつかった。
ペース配分も欲張らずに、じっくりと。
詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/soudan/jikokeisei.html
第7段落。エリスと別れろと迫る相沢。
問題の場面です。
豊太郎を昼食に誘った相沢。
一方的な質問責め。確かに波瀾万丈の豊太郎の話は面白い。
それを非難もせず聞いていたのには権謀術数があった。
この一段のこと、つまりエリスとの関係は豊太郎の弱い心から出たことなので仕方がない。とサラッと言い切る。
本人にしてからが25歳でようやく気づいた本性を、相沢は見抜いていた。
大学時代、日本一の優等生豊太郎を見ながら、こいつは勉強はできるが、受動的・器械的なやつだ。
優柔不断で、いざというときに決断できない奴だと見抜いていた。
そこまで理解してくれるとは、「親友」と言うべきでしょう。
一方的に話を聞いていた相沢が、一転して攻勢に出て、2つの忠告をする。
1つは、語学の才能を示して大臣の信用を得ること。
それは、豊太郎の学識や才能を惜しんだから。個人的な問題ではなく、国家が大金をつぎ込んで勉強させたのだから、いうなれば国家の損失になる。
しかし、それなら、そんな回りくどいことをせずに、直接大臣に推挙すればいい。
そこが、相沢の相沢たる所以。
大臣は、豊太郎が女で首になったことを知っている。
今は、豊太郎の語学の力だけを利用しようとしている。
なのに、親友だからという理由で豊太郎を推挙すれば、大臣は相沢をどう思うか。
国家の仕事に私情を持ち込む奴だ。信用できない。
それに、万一豊太郎がミスをすれば、相沢の連帯責任になる。
相沢ははっきり言っている。「己に損あればなり」。
立派だ。さすが相沢、官僚の鏡。
友情より保身を優先する。当然だ。
豊太郎のように甘い人間ではない。
もう1つは、エリスと別れること。
身分の差は、いずれ出世した時にスキャンダルになる。
それに、弱い心の豊太郎は、おそらくエリスに泣きつかれたら出世より愛をとるだろう。
相沢は、先の先まで見通していたのだ。
親友の名に恥じない深謀遠慮である。
授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm
学習プリントを使って、基本的な読解。
読みの確認、意味の確認、音読、舞姫チェック、訳しながらチェックの解答解説。
ここからは、豊太郎の心のバロメーターに注意。
針が、愛に振れるのか、出世に振れるのか。
相沢に再会する前の、豊太郎の羞恥心。
「羞恥心」は「山月記」や「こころ」でもキーワードでした。
しかし、豊太郎の場合は前面には出て来ない。
羞恥心は自尊心の裏返し。
強い自信や信念の発露である。
幸か不幸か、豊太郎は優柔不断。
自分は虎や自殺しなかったものの、
エリスを発狂させてしまう。
確固たる信念は自分を滅ぼす。
優柔不断さは相手を滅ぼす。
授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm
黒板に、平均点、高得点、提出物等点、赤点ラインを書く。
提出物点は、小テストや課題テストなどを含んだ点数。
解答用紙の得点欄の下に点数を書く。
このことで、提出物をださなあかんな、小テスト頑張らなあかんな、と数字で実感させる。
正解と一緒に返却する。
一言声をかけたり、表情でメッセージを伝える。
しばらく歓談の時間。
生徒は無邪気にテストを見せ合う。
問題を出させて、ポイントを説明する。
採点ミスを受け付ける。
最後に感想を書かせる。
授業やテストに対するクレームも可。
問題数が多いやら、記述問題が多いやら。
しかし、授業がわかりにくいというクレームはない。
素晴らしい授業をしているのか。
生徒が優しいのか。
クレームを書けば心証を悪くすると思っているのか。
そして、「捲土重来」と言う言葉を残して教室を出る。