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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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朝、10分早く出たので、北大路の橋にバイクを止めて、北の2つ上の橋まで、30分余り歩いた。快晴で気持ちよかった。朝早くいい季節にここを歩くのももうないかもしれない。貴重な時間だった。テストの最終日なので、昼休みを含めた2時間、年休を取って学校の近くの、京都検定に載っている有名寺院を巡った。拝観する時間はなかったが、境内をゆっくり歩けた。近所にこんな名刹があるとは今まで知らなかった。在職中に知れてよかった。時間が余ったので紫明通りの中央帯にある公園で本を読んですごした。これもやってみたかったことの一つだった。みなが仕事してるのに、こんな浮かれていていいのか。天罰が下るのではないか。これがいわゆる貧乏性だ。
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1年生の授業の予習に専念した。
43年間の怠慢を思い知る。
牧水の「白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まず漂う」
白鳥は作者のことで、孤高や純粋な心を表すと思っていたが、
白鳥は不倫の人妻で、作者になびかぬ彼女のことを詠んだとか。
白秋の「君かえす朝の敷石さくさくとりんごの香の雪よ降れ」
君は隣の人妻で後朝の別れの歌とか。
不道徳というか奔放というか。
指導書にはそんなことは微塵も書いてなかった。
考査中、少し早く出て、念願の千本今出川にあるエントツコーヒーに行った。
夏に実家から歩いて行ったときはコロナであるにかかわらず満席で入れなかった。今日は平日、それでもカウンターの席しか空いてなかった。間口2メートルぐらいで10坪足らずの小さな店。店内はアンティークと言うか隠れ家である。狭い店内、隣家とも近いので大きな声で話さぬよう言われる。他にも注釈がいくつかあるが、丁重に言われるので不快感はない。コーヒーは1杯1杯丁寧に淹れるので時間がかかるが美味である。不便なのでしょっちゅうは来れないが、訪れたい店だった。
比叡山を借景にした庭園を2つ見た。
正伝寺と圓通寺である。
正伝寺はサツキの植え込みの枯山水の庭である。整っていて繊細だが冷たい。
圓通寺は岩と苔を配した枯山水の庭である。荒々しく野趣がある。
正伝寺は私一人だったので、なんと縁に寝転んで血天井を見上げながら小一時間すごした。
圓通寺は人はいたが少なく、様々な位置に移動して眺めた。
個人的には圓通寺のほうが好きだ。
いずれにせよ、高い建物が借景を阻むのだが、この2寺は見事な400年前同様の借景の庭だった。
実家の氏神の祭があった。子供のころから馴染みの祭である。
今年はコロナの影響で2日の予定を1日に縮小された。
地元の祭りの準備を手伝えるのは特権である。誰でもできることではない。
我が町内は老人町で、中心はみな70歳を超え、僕が一番若いぐらいだ。
若手として走り回れるのは幸せである。子供のころの多いが蘇ってくる。同級生で地元に残っている人はほとんどいない。まるで過疎の町のようだ。
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