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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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学級経営の授業のフィールドワークで、小学校を訪問して4年生の授業を見せていただいた。子どもの授業参観で何回か行ったことはあるが、また違った視点で見ることができた。
普通の小学校だが、驚いたことは、子どもたちが授業に集中して、楽しんでいること。日直が、まず本時のめあてを言う。漢和辞典を引く授業だったが、子どもたちは早く引きたくてウズウズしている。それを我慢させるのに、辞書の上に筆箱を置かせる。そして、黒板を使ってクイズのような質問を出す。子どもたちは我勝ちに一斉に手を挙げる。そうして、十分に仕掛けをしておいて、辞書を開けさせる。初めは一人一人で、次にグループで辞書を引く。この小学校は、国語の授業を使って、集団作りを試みている。黒板にも集団学習の手順が貼ってある。子どもたちも慣れたもので、すぐに席を移動して、司会も自分たちで決めて作業を始める。先生の指導の賜である。授業の最後まで、子どもたちは辞書を引き続けていた。
その後、授業された先生を囲んで質疑応答をした。参観者の学生は現役の教師ばかり。かなり突っ込んだ鋭い質問が飛び交った。充実した時間であった。
雨の中をバイクを飛ばして高校に帰り、午後の授業をする。その落差に、覚悟はしていたものの愕然とする。子どもたちは、授業に対するあのキラキラした目を、いつ、どこで、なぜ失ってしまったのか。深く反省する。
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今日は大学院の新入生歓迎コンパだった。もちろん、ぼくは新入生で歓迎される立場である。この歳で、こんな僥倖にめぐり合えるとは。ストレートマスターが多い中で、息子の年齢の学生と一緒にお酒が飲める。話題が合うかどうか心配だったが、なんとかなった。最後に赤外線通信で電話番号の交換までして、すっかり学生です。
今日は模擬試験で授業がなかったにもかかわらず、朝から会議や面談や挨拶回りなどがあって疲れた。こんな中で、300分も院の授業に耐えられるのか?妻に作ってもらった夕食の弁当を胃に書き込んで大学へ向かった。
1つ目の授業は、学級経営。最後にグループワークで「一番印象に残っているクラス」について話し合った。30年前の始めて持ったクラスのことを話すと、なぜかしら元気が沸いてきた。先生の話では、院では、教師ではなく院生として勉強してほしいという言葉を聞いて、ストレートマスターに対して経験者として高い位置から見るのでなく、同じ院生として学んでいかないと、院にきた意味がないと改めて肝に銘じた。
2つ目の授業は、問題行動を扱う生徒指導の講義。ここでは構成的グループエンカウンターをするというので受講した。お手並み拝見という陰気なスタンスもあったが、ストレートに、構成的グループエンタウンターは特異であることをカミングアウトして授業に臨んだ。挑むのではなく、立場を明らかにした上で、さらに高度なものをつかみ取りたいと思った。
2講義を終えて10時前になったが、高校を出た時よりも元気になっている自分がうれしかった。こんな思いを4年間できるなんて、なんて幸せなんだと思った。
学校を5時過ぎに出て、教育大にバイクを走らせた。
いよいよ、大学院の授業の開始である。連絡板で授業の教室を確かめる。諸連絡を読む。少し学生になった気分である。番号をロックして自習室に入ったり、感動したのは自分のロッカーがあることだ。
初授業は、「心身の健康医学」。精神科医の先生の講義である。第1講はストレスについて。だいたい知っていることだったが、こうして講義として訊くとまた新鮮であった。ステロイドは危機を乗り越えるホルモンで、過剰に摂取するとうつ病になるとか、新しい知識も得た。こんな授業が毎週聞けるかと思うと楽しくなる。
充実の第一日目であった。
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