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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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一昨日ネットで見て注文した商品が今日届いた。
空気がよめる植物、「ペコッぱ」。
声に反応して葉っぱが動き、うなづいているように見えるというハイテク玩具。
バイオメタルという、電流を流すと筋肉のように動き、生物のような柔らかで静かな動きをする細い繊維状の駆動装置によって、音もなく動く不思議な代物。
それに岡山県立大学の渡辺教授の「うなずき理論」を導入して開発したそうだ。
会話のテーブルに置いておくと会話が盛り上がる。
愚痴を言ってもうなずいてくれる。
独り暮らしの人には、ただいまといえばうなずいてくれる。
究極の癒しグッズである。
早速我が家でも、夕食のテーブルにおいてみると、
いつも以上に家族の会話がはずんだ。
なかなかのスグレモノである。
値段も、ネットで買えば1500円と安い。
現代人の必需品になるかもしれない。
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今回の発表の1本目は、芥川の「蜜柑」。
前回僕が長編の「こころ」を発表した時、短編小説こそ扱うべきだということでの発表。
発表者の意図は、国語の授業ではもっとスキルを教えるべきであるというもの。それは僕も同感である。
それに3つの「しかけ」がこの授業のミソ。
1つ目は、「再話」。教師が音読した教材のあらすじを書く。どれだけ正確に聞けたか、どれだけ重要なポイントを聞けたか、どれだけコンパクトに要約できたかが試される。
2つ目は、「絵化」。小説の命は描写力、本文を見ながら、車内の人物の配置を書くもの。ボックスシートと思いきや、パラレルシートだったり、思い込みを正す。当時の資料などを参考にして、正確に再生する。
そして、比喩やコントラストや情景描写の読み取りや聞き取りや言語のイメージ化など,小説を読むスキルについて発問しながら読解していく。
3つ目の仕掛けは、「リライト作文」。小娘の視点で書き直す。
短編小説なので、詳細な部分にこだわって読解できる。飽きないように仕掛けも仕組んである。
なかなか面白い実践でした。議論も内容や教え方まで、談論風発でした。

2本目は漢文の実践。「死諸葛走生仲達」を授業する前に、三国志のダイジェスト場面を取り出して、グループで書き下し文にし訳し背景について調べ、朗読劇として発表するというもの。
生徒の学力が高いこともあるが、いい作品に仕上がっていた。音読に重点を置いている発表者の熱意を感じる。
ただ、グループで調べ学習をする時、分担して個人作業になってしまいがち。その辺りの工夫が必要だと感じた。

2時30分から6時30分まで、息も尽かせぬ白熱した研修でした。
国語表現、最後の授業でした。最後にふさわしい授業をということで、まずは、今回のテーマである社会人基礎力のふりかえりをしました。1回目の授業でしたのと同じチェックシートを使って回答させ、1回目の数値との比較をしました。見て分かる成長です。
そして、構成的グループエンカウンターでは定番の『別れの花束』をアレンジした、『別れの一字』をしました。
色紙大の厚紙とサインペン(100円ショップで24色セットのもの)を配布します。真ん中に、自分の好きな漢字1文字と名前を書きます。
その色紙を持って歩いて、相手を見つけ、握手をして、一言二言1年間のねぎらいの言葉を交わし、色紙を交換して、その人にふさわしいと思う漢字1文字を書き合います。これを全員とします。
相手に挨拶の言葉をン句部粉何か一言と言うと、「ありがとう」とか「楽しかった」とかいうありふれた文字が並ぶ。でも、その人にふさわしい漢字ということになると、1年間のその人を思い浮かべる。すると、いろいろなエピソードを思い出したりする。もらう方も、自分がどのように見られていたのか、ストレートではなく、イメージとして受け止められます。生徒たちは、最初は少し遠慮がちでしたが、時間が経ち、色紙が埋まっていくに連れて活発に交流し合うようになりました。
僕も参加しました。生徒たちから温かな字を沢山もらいました。
楽しかった国語表現の授業も今日でおしまいです。
私の出した「コミュニケーションスキルが身につくレクチャー&ワークシート」と「ソーシャルスキルが身につくレクチャー&ワークシート」の重版の連絡がありました。
この手の本で、半年以内で重版というのは、かなり売れ行きがいいそうです。
嬉しいことです。
この機会に誤字や脱字のチェックをしました。
改めて読み返してみると、直したい所が多くあり、恥ずかしくなります。
間違ではないのですが、まだまだ改善の余地があるなぁと思います。
きりのないものです。
そこに成長があるのでしょう。
国語表現もあと2回。
今日はリクエストシリーズ第3弾、貿易ゲームneoをした。
貿易ゲームは、国債理解教育の定番教材だ。
先進国と発展途上国の格差を考える教材で、発展途上国の悲惨さを体験するゲーム。
以前はオリジナルどおりに実施したが、コンセプトはキャリア教育で、製造したり、営業したり、交渉したり、経理をしたりという役割を考えるために使った。
今回は、色々なインターネットサイトを見て、色々アレンジを加えた。
まず、グループの人数を変えた。先進国は少なく、後進国は多い。だから、先進国は物を作ろうとしても人手が不足する。後進国は人手はあるので大量生産が利く。しかも、人件費を製品代から引くのだが、先進国は高く、後進国は安い。
作れる製品も変えた。先進国は自動車と衣類、中進国は家電と衣類と食品、後進国は食品と天然資源。単価は先進国で作るものほど高いが、単に切って作るだけでなく、色を塗ったり、のりで部品を貼り付けたり手間がかかる。ただし、部品は後進国で作っているものの色を変えれば代用できる。
どのグループにも最初からハサミと鉛筆は支給してあるので、何も作れないという状態ではない。
後進国は、ひたすら手持ちの道具でできる製品を作り続ければ金を稼ぐことはできる。
中進国は、道具を手に入れれば高価な商品を作ることもできる。
先進国は、自国で製造していると効率が悪い。後進国の安価な人手を利用すれば生産量は上がる。
そういう交流が可能なような仕組みにした。

しかし、高校生は真面目である。与えられた物でひたすら生産に励む。先進国も少ない人手で一生懸命作っている。
結果、1位になったのは中進国だった。没落する自動車産業に支えられたアメリカを見ているようだった。
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