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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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国語表現もあと2回。
今日はリクエストシリーズ第3弾、貿易ゲームneoをした。
貿易ゲームは、国債理解教育の定番教材だ。
先進国と発展途上国の格差を考える教材で、発展途上国の悲惨さを体験するゲーム。
以前はオリジナルどおりに実施したが、コンセプトはキャリア教育で、製造したり、営業したり、交渉したり、経理をしたりという役割を考えるために使った。
今回は、色々なインターネットサイトを見て、色々アレンジを加えた。
まず、グループの人数を変えた。先進国は少なく、後進国は多い。だから、先進国は物を作ろうとしても人手が不足する。後進国は人手はあるので大量生産が利く。しかも、人件費を製品代から引くのだが、先進国は高く、後進国は安い。
作れる製品も変えた。先進国は自動車と衣類、中進国は家電と衣類と食品、後進国は食品と天然資源。単価は先進国で作るものほど高いが、単に切って作るだけでなく、色を塗ったり、のりで部品を貼り付けたり手間がかかる。ただし、部品は後進国で作っているものの色を変えれば代用できる。
どのグループにも最初からハサミと鉛筆は支給してあるので、何も作れないという状態ではない。
後進国は、ひたすら手持ちの道具でできる製品を作り続ければ金を稼ぐことはできる。
中進国は、道具を手に入れれば高価な商品を作ることもできる。
先進国は、自国で製造していると効率が悪い。後進国の安価な人手を利用すれば生産量は上がる。
そういう交流が可能なような仕組みにした。

しかし、高校生は真面目である。与えられた物でひたすら生産に励む。先進国も少ない人手で一生懸命作っている。
結果、1位になったのは中進国だった。没落する自動車産業に支えられたアメリカを見ているようだった。
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