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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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日本学校教育相談学会の近畿ブロック大会を無事終えた。
今年は主催する立場。
1年前から綿密な計画の元に準備を積み重ねてきた、ということはなく、
他府県の先生から、「たいへんだったでしょう」と言ってもらうのが気の毒に感じるぐらい、楽勝でした。
それは、僕の能力ではなく、経験と他の人の協力の賜です。
だいたいの筋道が見えれば、細かなことは臨機応変に対処できる。
逆に、細部まで綿密に計画していると、
一つアクシデントが発生した時に、即時の対処ができない。
本当の意味の「いい加減」「適当」が必要です。
で、内容だが、
午前は全体会で、スクールソーシャルワーカーの話。
これからは、スクールカウンセラーの時代ではなく、
スクールソーシャルワーカーの時代。
格差社会が益々激しくなる中で、
気持ちより生活から蝕まれるようになる。
マズローの欲求階層の下位の部分が問題になる。
どこまで、どのように介入するかが課題になる。
午後は、3つの分科会に分かれて研修。
個人指導の事例、学校組織の事例など、多種多様な発表があった。
とはいっても、僕は本部で留守番。
とりあえず、大過なく修了することができました。
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来年度から統合になるから、3月までの最後の生徒会選挙。
9人の生徒が立候補してくれ、それぞれに応援弁士が付くという本格的な立会演説会であった。
そして、候補者も弁士も雄弁に語った。ウケねらいもあったが、国政選挙のような軽薄なものでなく、また、アメリカの大統領選のような中傷合戦も勿論なかった。
この時代、生徒会が成立して、しかも定員を越える9人が立候補するというのは素晴らしいことだ。
本校最後の生徒会というセンチメンタルなものもあるが、高校生を見直した。
うちの高校は、卒業アルバムに、クラスの集合写真ではなく、個人写真がポートレートのように載る。
しかも、その撮影が、学校の薄暗い教室ではなく、
写真館のスタジオで、何枚も何枚も撮って、その中からペストショットを選べる。
そのうちのクラスの撮影に立ち会った。
女の子が多いのでたいへん。
まるでモデルになったよう。こんな体験は、スターになるか、お見合い写真を撮るかしないとできないだろう。
一人一人の笑顔を見ているのが楽しかった。
産業カウンセラー協会のフォローアップ講座で、
久しぶりにロールプレイのカウンセラー役をやった。
養成講座では、月に2回、やり倒したのに、最近はしていなかった。
ケースについては、ロールと言えども守秘義務があるので言えないが、
少し突っ込んだカウンセリングをした。
カウンセリングというと、傾聴、傾聴、ひたすら傾聴ですが、
それではなかなか進まない。
余り急いてはいけないが、適度に質問をしながら、傾聴するようにしました。
また、カウンセリングでは、解釈してはいけないと言われていますが、
ある程度の見立ては必要です。
それにこだわることなく、絶えず修正を加えながら、聴きました。
ロールプレイとはいえ、相手の身になって、相手を尊重して聞くことには変わりありません。
要するに、いかにしてクライエントの役に立てるか、
クライアントが気持ちを整理したり、何かに気づくことを手伝えるか。
そこが肝心です。
 
なんとなく授業が煮詰まっている。
生徒は静かに聞いているのだが、
教師の方に不全感がある。
綿密に教材研究をして、授業案として展開まで考えて授業に臨む。
でも、机上で考えた展開案は、理詰めで、授業していて息苦しいのだ。
実際の授業では、臨機応変、縦横無尽に展開できれば、不全感も解消される。
それには、本当の意味で、教材が頭に入っていなければならないのだろう。
いくつになっても、授業は難しい。
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