教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
ある地方都市の開発をめぐって細かい状況設定をし、
8つの立場に別れて会議をするというシミュレーションゲーム。
決して、相手の揚げ足をとって喜ぶような下品なデベートではない。
まず、8つの立場に分けて、個別に自分の意見を書き、同じ立場のグループごとに話し合い作戦を立て、全体会議で論議をする。
2年生で環境問題の教材の後、授業したのだが、大好評だった。
会議自体は、論点も噛み合わない所があったり、論拠も幼かったが、
とても新鮮だったらしい。自分たちの意見をまとめて戦わす体験は皆無なのだろう。だから、日雇い派遣なんかで搾取されても、反乱を起こさないのだ。集団で、もっともっと深く考えるべきだ。学校は、そういう討論の場を提供すべきだ。生徒にはそれをやるだけの力と意欲がある。勉強勉強で抑え付けるのでなく、彼らの力を引き出すような勉強も教えなければ、これからの日本はますます暗い。
8つの立場に別れて会議をするというシミュレーションゲーム。
決して、相手の揚げ足をとって喜ぶような下品なデベートではない。
まず、8つの立場に分けて、個別に自分の意見を書き、同じ立場のグループごとに話し合い作戦を立て、全体会議で論議をする。
2年生で環境問題の教材の後、授業したのだが、大好評だった。
会議自体は、論点も噛み合わない所があったり、論拠も幼かったが、
とても新鮮だったらしい。自分たちの意見をまとめて戦わす体験は皆無なのだろう。だから、日雇い派遣なんかで搾取されても、反乱を起こさないのだ。集団で、もっともっと深く考えるべきだ。学校は、そういう討論の場を提供すべきだ。生徒にはそれをやるだけの力と意欲がある。勉強勉強で抑え付けるのでなく、彼らの力を引き出すような勉強も教えなければ、これからの日本はますます暗い。
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今日はいっそう勉強勉強の授業で、退屈する生徒も。
しかし、これはこなければならない壁。
朝にも教材の差し替えをして、できるだけ退屈させないように改良を重ねた。
目標は、正しく、わかりやすく、豊かな文を作ること。
展開としては、前回、文の基本構造である、主語・述語・目的語・修飾語・独立語を押さえ、正しい文を作る学習をした。
今日は、修飾語で豊かな文を作り、助詞の使い分けで修飾語を正しく文に組み込み、予告の副詞による文末表現でわかりやすい文を目指し、さらに読点の打ち方でもわかりやすい文を追究する。完璧だ。例文も、生徒の興味を引きそうなスマップの5人に登場してもらったり工夫してある。
しかし、これはこなければならない壁。
朝にも教材の差し替えをして、できるだけ退屈させないように改良を重ねた。
目標は、正しく、わかりやすく、豊かな文を作ること。
展開としては、前回、文の基本構造である、主語・述語・目的語・修飾語・独立語を押さえ、正しい文を作る学習をした。
今日は、修飾語で豊かな文を作り、助詞の使い分けで修飾語を正しく文に組み込み、予告の副詞による文末表現でわかりやすい文を目指し、さらに読点の打ち方でもわかりやすい文を追究する。完璧だ。例文も、生徒の興味を引きそうなスマップの5人に登場してもらったり工夫してある。
勤続30年表彰を、朝の打ち合わせで、報告された。
そういえば、昨日表彰式が府庁であるということは以前聞いた。
平日にノコノコ出かけていける勤続者って誰?
いずれ賞状は来るらしいが、
それより、1年間勉強させてくれるとか、
豪華な副賞があるとか。
表彰状1枚で済まそうとする魂胆がさもしい。
普通に勤めていたら誰でももらえる。
もっとも、管理職にもならず、
現場教師一筋というのは、自負ではある。
そういえば、昨日表彰式が府庁であるということは以前聞いた。
平日にノコノコ出かけていける勤続者って誰?
いずれ賞状は来るらしいが、
それより、1年間勉強させてくれるとか、
豪華な副賞があるとか。
表彰状1枚で済まそうとする魂胆がさもしい。
普通に勤めていたら誰でももらえる。
もっとも、管理職にもならず、
現場教師一筋というのは、自負ではある。
今日から文についての勉強。
25年前に作った作文法の自主教材のリニューアル。
文法のための文法ではなく、
書くための最低限の実践的な文法。
その量は膨大で、
パソコンのない時代だったので、
何度も何度も手書きで改訂版を作っている。
こんな凄い教材を一体誰が作ったのだろうと、
思わず自画自賛してしまう。
そのごくわずかのエッセンスを25年ぶりに復活させた。
文を作る時に間違いやすい例から始まって、
文の基本構造である、主語・述語・目的語・修飾語・独立語。
基本をバッチリやるので、少し堅い話になる。
でも、面白いだけではダメで、
為になる教材です。
http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/soudan/kotoba4.htm
25年前に作った作文法の自主教材のリニューアル。
文法のための文法ではなく、
書くための最低限の実践的な文法。
その量は膨大で、
パソコンのない時代だったので、
何度も何度も手書きで改訂版を作っている。
こんな凄い教材を一体誰が作ったのだろうと、
思わず自画自賛してしまう。
そのごくわずかのエッセンスを25年ぶりに復活させた。
文を作る時に間違いやすい例から始まって、
文の基本構造である、主語・述語・目的語・修飾語・独立語。
基本をバッチリやるので、少し堅い話になる。
でも、面白いだけではダメで、
為になる教材です。
http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/soudan/kotoba4.htm
宇治にあるウトロ地区のフィールドワークに参加した。
ここは、戦争中に飛行場を作ろうとして、
多くの朝鮮人を安い給料で働かせ、
戦後、何の保障もなく解雇し、
仕方なく住みついた人々を、
地主である日産車体が、ペーパーカンパニーに、
地元の人に何の説明もなく売却したことが、裁判になり、
ウトロの人々が敗訴したという事件のあった地です。
説明してくれた若い人の推測によると、
そこには、醜い政治の力と人間の欲望が渦巻いていた。
その後、地域を見せてもらったが、
ありきたりに表現すると、劣悪な環境の中に住まわされている実態が明確であった。
しかし、彼の言葉では、これは貧しさの問題ではなく、事件なのだ。
なるべくして仕組まれた事件なのだ。
それは、これから形を変えて私たちの頭上にも降りかかってくる。
ウトロは敗訴したが、韓国政府の支援を得て、
日本政府もようやく重い腰を上げて、開発に向けて動き出した。
そこにまた、醜い政治の力と人間の欲望が渦巻かなければいいが。
他人事ではない。
ここは、戦争中に飛行場を作ろうとして、
多くの朝鮮人を安い給料で働かせ、
戦後、何の保障もなく解雇し、
仕方なく住みついた人々を、
地主である日産車体が、ペーパーカンパニーに、
地元の人に何の説明もなく売却したことが、裁判になり、
ウトロの人々が敗訴したという事件のあった地です。
説明してくれた若い人の推測によると、
そこには、醜い政治の力と人間の欲望が渦巻いていた。
その後、地域を見せてもらったが、
ありきたりに表現すると、劣悪な環境の中に住まわされている実態が明確であった。
しかし、彼の言葉では、これは貧しさの問題ではなく、事件なのだ。
なるべくして仕組まれた事件なのだ。
それは、これから形を変えて私たちの頭上にも降りかかってくる。
ウトロは敗訴したが、韓国政府の支援を得て、
日本政府もようやく重い腰を上げて、開発に向けて動き出した。
そこにまた、醜い政治の力と人間の欲望が渦巻かなければいいが。
他人事ではない。