社会理解のレッスン（６）

前回の貿易ゲームのふりかえりをした。
ふりかえりは、グループワークの生命線ですが、
高校生でも難しい。
いつもは時間の終わりに付け足しのようにしていましたが、
今日はじっくり時間をとって本格的にしました。
でも、話し合いとなると時間がもちません。
そのために、ワークシートを工夫したり、
話し合いの手順を限定したりします。
今回は成功したかどうか確認は持てませんが、
何人かの生徒がその必要性を認めるようなコメントを書いてくれているのが励みです。
それと、業界ごとに知っている企業名を挙げさせました。
難しいかなと思ったのですが、生徒はコマーシャルなんかでいろいろな会社を知っています。
たいしたものです。
それを利用しない手はないでしょう。

社会理解のレッスン（５）

世の中の仕組みを体験するために「貿易ゲーム」をしました。
これはもともと開発教育の教材で、
先進国と開発途上国の格差を体験するゲームですが、
キャリア教育の一貫として使用しました。
生徒はいろいろ工夫してくれました。
短い時間でこれだけいろいろなことを思いつくなと感心しました。
いい教材です。
しかし、やるには熟練が必要です。
今回の工夫は、代金を板書していくのでなく、
世界銀行発行の金券に、金額を書いて渡し、最後に合計させました。
これで経理能力も試せたりして。

純粋クライエント体験

昨日、母の死について、日本でも指折りのカウンセラーに話を聞いていただいた。
ロールプレイでクライエントをしたことは何度もあるが、
純粋なクライエントになったのは初めてでした。
話したことは日記に何度か書いたことですが、
口に出してみるとその声が自分に返ってきて更に深まります。
それもいいカウンセラーに話を聞いてもらっているからだと思います。
自分を内省するのをうまく手伝ってもらっている。
しかも、決して無理しないように。
単なる傾聴ではなく、貴重な自己開示もしていただき、
それが今の自分の問題とピッタリと重なりました。
おかげで、心の整理ができました。
そして、これから引き受けなければならないことへの心構えも少しできたかと思います。

車内のケータイ

母の戸籍を取りに長浜までの小旅行。
市役所で用事を済ませた後、黒壁スクエアに寄った。
平日の夕方なので人気は少ない。
それでもオシャレな店が開いていて、ウィンドショッピングを楽しんだ。
母を連れてきてやりたかったと思う。
漆塗りの箸と、い草草履を買った。

帰りの車中、超ミニスカートのケバケバ女子高生が、大声でケータイをしている。車内のアナウンスがあってもお構いなしだ。
よほど言ってやろうかと思った。
マナーと言うより、話の内容も不快だった。
そいつが途中で降り、しばらくすると混んできて、
隣に30代の会社帰りのサラリーマンが座った。
ご多分に洩れずケータイを取り出して、
麻雀ゲームをし始めた。
本ぐらい読めよ。
ケータイに侵されていく。

「ホームと電車の間」

駅のアナウンスで
「ホームと電車の間が空いていますので、ご注意してください」
と繰り返し繰り返し放送される。
いつも、うるさいなぁと思っていた。
ところが今日、それを目撃した。
中年のおばさんで、電車に乗ろうとしたのだろう。
足元を見ていなかったので、そのまま垂直に落下。
ホームと電車の間にスッポリはまってしまった。
すぐに非常ベルが鳴って、電車は動かず、
運転手が降りて駅員とその客を引き上げた。
奇跡的にカスリ傷一つなかった。
電車は5分の遅れで出発した。
こんなこともあるんだ、
貴重な目撃でした。