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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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さすがタイトルどおり、
老いらくの恋を拝見させていただきました。。
感覚的には、気持ち悪かったです。
しかし、これからの時代、おそらく、増えていくでしょう。
いろいろ問題も起きるでしょうが、
個人の自由を認める限りにおいては、アリでしょう。
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京都文化博物館のイベントに行ってきた。
あっと言う間の2時間でした。
1,100円の価値は十分あります。
中心は専門的ですが、
私が興味を持ったのは、江戸時代の源氏物語です。
江戸は文化不毛の時代と言われる人もいますが、
あの時代がなければ、300年も平和な時代がなければ、
日本のほとんどの文化は継承されなかったでしょう。
江戸時代の版本という印刷技術によって、
それまで手書きの写本で限定されていた文化が、
一般の庶民にも広がった。
そして、庶民、といっても裕福層に、文化教育が施された。
一種の市民革命です。
日本における、ブルジョワ階級の誕生により、
日本の文化は華開いたのです。
その意味で、さまざまな局面から江戸時代を検証することが、
今後の日本文化を支えていく上で重要だと思いました。
今日は労働の形態というちょっとカタイ内容。
9割の生徒がサラリーマンになる。
その世界を少し理解してもらおうと言うのが狙い。
だが、5時間目と言う時間帯も問題だったが、
講義の間は寝てしまう生徒が多かった。
派遣とか契約とか、これからの働き方の問題点を考えてほしかっただけに残念。
生徒から会社名を挙げさせたりしてもよかったのだが、1時間完結でいこうとすると時間がない。
それでも、後半の職業レディネステストになると、目が覚めたらしく、一生懸命取り組んでくれた。
吉本の辻本の秀逸なギャグである。
その名を借りて命名した。
テスト前、「舞姫」の自習。

いきなり4人組を作る。
生徒の中に何が始まるのかと言う不安と期待が広がる。
スターターを決めさせ、時計回りで回ること説明する。
そしてようやく、「舞姫」のここまでのあらすじを、
1人30秒で話し、それをリレー形式でつなげるように指示する。
再びどよめきが広がる。

スタート、30秒を告げるキッチンタイマーの音。
その時間の短さに、またどよめく。
2人目、3人目、……
ようやくペースがつかめたようで、どのグループも嬉々として取り組んでくれた。
30秒×4人×3週=3分。
終わったグループはもう一度ある場面に戻ってする。

教室のあちらこちらで、ああそうだったのか。
互いに教え合い納得の声。
後の時間も、4人が机を合わせて自習をしていた。
互いに教え合いながら。
いい時間だった。
「舞姫」の母の死の場面を授業した。
2クラスあって、先週と今週に同じ所を授業した。
どちらも自殺説による展開だ。
2年後の今読んでも涙が止まらない書中の言、
「お前の不名誉は私の死でもって償います」
以外には考えられない。
しかし、授業者である僕の立場は大きく違っていた。

私の母が亡くなった。
いや、亡くなっていた。
独り暮らししていたので、発見が遅れた。
手紙はない。
免官にもなっていない。

突然の死であった。
苦しまずに死んだのは幸いであるが、
これから恩返しと思っていたのに、
残された者には悔いが残る。

今年の「舞姫」の授業は、
一生に一度しかできない授業になってしまった。
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