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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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卒業式は無事終わりました。
厳粛ないい式でした。
式の後、教室で最後のホームルームをしました。
一人一人卒業証書を手渡した後、話をしました。
ひとつは、「全体満足」の話。
生徒たちに感謝をしました。
もう一つは、「鶏口牛後」の話。
大学でも会社でも、大きな組織の末端よりも、
小さな組織のトップになれ。
なぜなら、退職した後、何が残るか。
在職中は、その組織の名前で通るが、
退職すれば自分の存在証明はない。
それよりは自分の武器を磨くことだ。
自分の道を貫くには、覇道ではなく、王道を歩んでほしい。
たとえ人に認められなくても、自分で納得した生き方をしてほしい。
それは、自分自身にも言い聞かせる言葉でした。
話が終わって解散しようとすると、
生徒がちょっと待ってほしいと言い出し、
準備を始めた。
円になって、真ん中に僕を入れて、
わざわざ家から持ってきてくれたキーボードで演奏して、
「未来」を歌いながら、
一人一人花をくれた。
とってもいい気持ちだった。
最後の最後にみんなで写真を撮って、
本当の別れをした。
来年も担任でもいいかなぁと思った。
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今日は卒業式。
7回目の卒業生を送り出す日だ。
この学年は3年間持ち上がった。
感慨深いものがあるはずなのに、もう一つ込み上げて来ない。
いい子たちばかりだった。
それが却って物足りなさを感じるのか。
贅沢なことだ。
でも手を抜かずにやってきたつもりだ。
何を持って評価とするか。
担任の自己満足ではなく、クラスの全体満足。
担任がしゃしゃりでなくても、生徒同士で問題を解決してくれていたなら、
クラスとしては大成功なのではないか。
担任の出番がないようなクラス作りができたとしたら、それが最高ではないか。
担任は、ほったらかしではなく、見守っている。

さて、生徒たちを送り出そう。
研修の帰り、
地下鉄の席の隣を見ると、どこかで見た顔。
S君である。すぐに分かった。
高校を出て美容師の見習いになって3年、
この春から一人前に一人のお客を任せてもらえるらしい。
石の上にも3年、
雑用からアシスタントも積み上げてようやく、一人前になる。
逞しいものだ。
他の卒業生の話も聞く。
高校時代、手を焼いた生徒たちが、みんな逞しく成長している。
放浪の果てに大学に入り直したり、
大学をやめて公務員になったり、
夜の世界から職人に転じたり、
みんな生きている。
うれしい時間でした。
2月は発達障害のレクチャー。
区分けはできるけど、その人がどれに当てはまるかは難しい。
発達障害とは、脳機能に損傷があって、一部の発達が遅滞している障害と考えていいだろう。
ケースを挙げながら説明してもらった。
自分の経験した生徒も思い浮かべてみると、
昔はそういう括りがなかったので顕在化しなかったけれど、
今こうやって括ってみると、
あの子は、と思い当たる節が多々ある。

来年度もこのシリーズが継続される。
酒林先生曰く、
このメンバーで積み上げれば、
大学院レベルまでは可能とか。
楽しみである。
毎年夏に開催する教育相談大会の役員会があった。
府下の府立・市立・私立の幼稚園、小学校、中学校、高校が合同で開催する。
こんな研究会は少なくなった。
夜の6時30分からの会合だが、
熱心に集まって運営していく。
各校種での悩みが出されて、面白い。
幼稚園では、子育てのアウトソーシング化、親同士のトラブルと園への責任転嫁。
小学校でも、親の教育力の崩壊
中学校では、女子の教育の難しさの顕在化、
高校では、教師のストレスなどの現状が交流されました。
どこも学校受難の時代です。
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