教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
第5段落。
豊太郎はとうとうエリスとの一線を越えてしまった。
帰国か残留か、
人生の一大事の時に何故?
初めから好きだった。
自分の不幸を泣いてくれた。
母を失った深い悲しみで恍惚としていた。
そう言えば、エリスと出会った時も
古い教会の前で、恍惚としていた。
豊太郎が恍惚としている時、エリスとの関係が展開していくのか。
この時のエリスの涙は、さすがの僕も疑わない。
今の豊太郎は金づるではない。
愛情以外、豊太郎に惹かれるものはない。
それにしても、豊太郎が帰国か残留かで悩んでいたのは、
エリスではなく、学問である。
帰国すれば学問は達成できず、残留すれば学費を得る手段がない。
とりあえず、エリスと貧しいけれども楽しい生活を送る。
母と東京で暮らした3年間以来の、束の間の幸せである。
授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm
豊太郎はとうとうエリスとの一線を越えてしまった。
帰国か残留か、
人生の一大事の時に何故?
初めから好きだった。
自分の不幸を泣いてくれた。
母を失った深い悲しみで恍惚としていた。
そう言えば、エリスと出会った時も
古い教会の前で、恍惚としていた。
豊太郎が恍惚としている時、エリスとの関係が展開していくのか。
この時のエリスの涙は、さすがの僕も疑わない。
今の豊太郎は金づるではない。
愛情以外、豊太郎に惹かれるものはない。
それにしても、豊太郎が帰国か残留かで悩んでいたのは、
エリスではなく、学問である。
帰国すれば学問は達成できず、残留すれば学費を得る手段がない。
とりあえず、エリスと貧しいけれども楽しい生活を送る。
母と東京で暮らした3年間以来の、束の間の幸せである。
授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm
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第5段落。
今日は大盛り上がり。
Q5 母の手紙の内容は?
2年後に読んでも涙が止まらない母の手紙の内容とは何か。
母の死期が近いとか
私にかまわず仕事に専念しろとか
頑張って出世して帰国してほしいとか
官長に反抗してはいけないとか
エリスと別れろとか
ありきたりのことでは、その時は泣けても、2年後までは泣けない。
これはズバリ!自殺しかない。
豊太郎が免官になり、出世できなくなった。
これでは死んだ夫や太田家のご先祖様に申し訳ない。
こんな子に育てたのは私の責任。
死んでお詫びを。
これは応える。
母を殺したのは俺の責任だ。
ところで、母は免官を知っていたのか?
日本の官報に出ていたなら知っていた。
実際、相沢は官報で豊太郎の免官を知った。
生徒は必死で考えてくれた。
25分間、喧々諤々の大議論。
生徒も、教師も、満足の授業でした。
授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm
今日は大盛り上がり。
Q5 母の手紙の内容は?
2年後に読んでも涙が止まらない母の手紙の内容とは何か。
母の死期が近いとか
私にかまわず仕事に専念しろとか
頑張って出世して帰国してほしいとか
官長に反抗してはいけないとか
エリスと別れろとか
ありきたりのことでは、その時は泣けても、2年後までは泣けない。
これはズバリ!自殺しかない。
豊太郎が免官になり、出世できなくなった。
これでは死んだ夫や太田家のご先祖様に申し訳ない。
こんな子に育てたのは私の責任。
死んでお詫びを。
これは応える。
母を殺したのは俺の責任だ。
ところで、母は免官を知っていたのか?
日本の官報に出ていたなら知っていた。
実際、相沢は官報で豊太郎の免官を知った。
生徒は必死で考えてくれた。
25分間、喧々諤々の大議論。
生徒も、教師も、満足の授業でした。
授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm
第5段落。
今日は、トヨとエリスの交際が始まり、母の死を知らせる手紙を受け取るまでの導入。
漢字小テスト、第4段落のまとめの回収、学習プリントの点検、読みの確認、意味の確認、音読、舞姫チェックの解答と解説をするだけで時間が来た。
驚いたのは、回収した第4段落のまとめの感想。
僕がエリスを魔性の女だと授業すると、みんなそう思い込んでいる。
一人ぐらい、そうじゃないという生徒がいてもいいのに。
まぁ、自分の頭で考えて納得してくれての感想ならいいのだが、
「先生がそう言ったから」なら、教育の力は恐ろしい。
僕は批判的に読もうとしているのだが、その批判を無批判受け入れられるのは、大きな問題だ。
今日は、トヨとエリスの交際が始まり、母の死を知らせる手紙を受け取るまでの導入。
漢字小テスト、第4段落のまとめの回収、学習プリントの点検、読みの確認、意味の確認、音読、舞姫チェックの解答と解説をするだけで時間が来た。
驚いたのは、回収した第4段落のまとめの感想。
僕がエリスを魔性の女だと授業すると、みんなそう思い込んでいる。
一人ぐらい、そうじゃないという生徒がいてもいいのに。
まぁ、自分の頭で考えて納得してくれての感想ならいいのだが、
「先生がそう言ったから」なら、教育の力は恐ろしい。
僕は批判的に読もうとしているのだが、その批判を無批判受け入れられるのは、大きな問題だ。
問題演習で白洲正子の随筆をした。
定家が百人一首に紀貫之の歌を入れたことを取り上げ、感情豊かな業平を比較しながら、情趣を重んじる定家が、理知的な貫之の歌をよく取り上げたと書き、白洲自身は貫之に興味はないとバッサリ切り捨てるというないようのもの。
そんなことがあって、次の日、同僚の国語の先生に、舞姫の疑問を投げかけた。
矢継ぎ早に出す疑問に辟易されたのか、わたしはそんな批判的に読んだことはない。豊太郎は優しい、エリスは可憐な少女だと思います。とおっしゃった。
その時、この随筆を思い出した。
僕は貫之タイプだ。
いつも感情よりも理性が優先する。
それは人それぞれでいいのだが、少なくとも白洲正子からは興味を持たれない。
定家が百人一首に紀貫之の歌を入れたことを取り上げ、感情豊かな業平を比較しながら、情趣を重んじる定家が、理知的な貫之の歌をよく取り上げたと書き、白洲自身は貫之に興味はないとバッサリ切り捨てるというないようのもの。
そんなことがあって、次の日、同僚の国語の先生に、舞姫の疑問を投げかけた。
矢継ぎ早に出す疑問に辟易されたのか、わたしはそんな批判的に読んだことはない。豊太郎は優しい、エリスは可憐な少女だと思います。とおっしゃった。
その時、この随筆を思い出した。
僕は貫之タイプだ。
いつも感情よりも理性が優先する。
それは人それぞれでいいのだが、少なくとも白洲正子からは興味を持たれない。
今日は自分の人間関係をマッピングする。
交際範囲のグループを配置し、その中に具体的な人をいれていく。
関係の良い人だけでなく悪い人も入れる。
その人のイメージを形や大きさで表しながら、その人との関係を4種類の線で結んでいく。
そうして出来上がった地図が自分の人間関係を表している。
広がりのある地図、狭い範囲に限られた地図、
太い絆で結ばれた地図、細い線で結ばれた地図。
それはその人の個性だ。
意識すれば地図は変えられる。
考えてみれば、人間関係を過剰に気にする人にとっては、危険なワーク。
大胆にもやってしまった。
詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/soudan/jikokeisei.html
交際範囲のグループを配置し、その中に具体的な人をいれていく。
関係の良い人だけでなく悪い人も入れる。
その人のイメージを形や大きさで表しながら、その人との関係を4種類の線で結んでいく。
そうして出来上がった地図が自分の人間関係を表している。
広がりのある地図、狭い範囲に限られた地図、
太い絆で結ばれた地図、細い線で結ばれた地図。
それはその人の個性だ。
意識すれば地図は変えられる。
考えてみれば、人間関係を過剰に気にする人にとっては、危険なワーク。
大胆にもやってしまった。
詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/soudan/jikokeisei.html