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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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文化祭本番まであと12日。今日はLHRで、キャストに演じさせた。夏休みの練習の甲斐があって、セリフはほとんど入っていた。その姿を、クラスメイトに見せてやりたかった。そして、大道具も、音響も、照明も、横断幕も、ポスターも、キャストがそこまで練習したなら、自分たちも頑張ろうと言う気になって欲しいという狙いがあった。
終わった後、自然と拍手が起こった。でも、僕が思っていた以上の拍手ではなかった。そして、キャストの成果を讃え、さぁ、他のパートも準備をしようと呼びかけた。
多くの生徒が、動き出した。でも、僕が期待したほどの動きではなかった。残念ながら、何もしないで帰る子もいた。多くの子は動いてくれた。それでいいのかもしれない。でも、もっと上を願う。作り物の感動ではなく、自分たちのクラスメイトがこれだけやって見せてくれたのだか、自分たちもという感情は、99%の子に起こってもいいと思う。でも、そうはならない。彼らには感動する心がないのか。クラスメイトへの連帯感はないのか。
なんて言うと、白けてしまう人が多いのだろうか。悪いけど言わせてもらえば、この場合で感動するかしないかは、生きる意欲の問題だと思う。それは悲しいかな、仲間に感動する心と学力は比例していると思う。進学クラスはこうした一体感はある。準進学クラスもほとんどの子が一体感を抱く。しかし、普通クラスでは、クラスの一体感にはならない。
学力の低い子には、仲間と連帯するとか、仲間とやり終えた達成感は乏しい。コミュニケーション力の低下が言われているが、それはコミュニケーション・スキル乏しいだけではなく、コミュニケーションしようとする意欲の問題である。
こんなハートプア子どもが、やがて社会に出たらワーキングプアに陥ってしまうのではないかと、憂鬱になる。
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8月もあと4日残して2学期が始まった。とはいえ、京都市内の小中学校は3日前の月曜日から始まっている。しかし、うちの子の通う中学校は伝統通り9月から始まる。風物詩が変わっていく。
始業式、大掃除、授業、授業、LHR、LHRと初日から出ずっぱりだった。いきなりのハードワーク。でも、気合いが入っていたのか、気持ちよく1日を終えられた。
生徒たちも、思ったよりはやる気を見せていた。もっとダラダラかと思ったが、授業は成り立った。しかし、LHRの文化祭準備は、あと2週間足らずであるが、もう一つ気合いが入らず。最近の生徒のエネルギーの少なさが気にはなる。 
アクション・ラーニングの勉強会が50回目を迎えた。といっても、僕は5分の1も参加していないが。
アクション・ラーニング、最近「質問会議」という名で本が出たので、こちらの方が分かり易い。質問だけで問題解決を図りながら、同時に組織としての学びを積み上げていこうというメソッドだ。メンバーの問題提起に対して、意見を言うのでなく、質問をすることによって、問題提起者に気づきを起こしていく。意見を言えば対立が生まれやすいが、質問だと問題提起者を中心に展開する。
この勉強会に参加しているのは、企業の人が多い。教師は関西では僕ぐらいだ。なぜ、僕がこの勉強会に参加しているのかといえば、その手法を学ぶこともさることながら、企業の様子を具体的に実感できるからだ。出される問題は企業内での問題が多い。しかし、多くは、学校での問題と重なる。重ならなくても、企業独自の問題が分かり、視野が広がる。
今日も、内容は守秘義務があるので言えないが、多くの気づきがあった。
その後の飲み会では、もっと本音というか本質的な話が出て、これも大いに勉強になる。
他の研修と重なることが多く、毎月は参加できないが、僕の大きな情報源の、リフレッシュの一つである。
宇治市にある地方劇団、しんせんユニットの「茶嵐ぽらん」という劇を見に行った。小学校の先生だった人が主宰している劇団で、前任校の教え子も裏方として入っている。宇治を拠点にしているだけあって、一貫して「茶」をテーマにした劇である。時代は室町時代、茶道の元祖となる村田珠光をモデルにしている。偽物作りの男と出会ったののが契機になって、それまで中国産の茶道具にしか価値を認めなかった茶道の世界に、国産の素晴らしさを認めていくという壮大なスケールの話。役者も、若い人が中心だが、僕と同じくらいの老優もいる。頑張っているローカルとして、見に行くことしかできないが、応援したい。
国公立大学が22校、30分毎に入れかわり立ちかわり登場しては、入試について説明していくという、効率的というか、乱暴というか、そんな説明会に参加した。2会場に分けるのでmax11校しか聞けないが、居ながらにして、11校も説明が聞けたらもうけものだ。しかし、聞く方も体力がいる。大学からの説明は、単調なものである。ほんとに聞かせる気があるのかと思う学校もある。国公立だから仕方がないのか、でも、内容は、独立法人になって私学と競争しなければならない危機感を訴えていたが、その割に話し方に工夫が見られないのは残念だ。同じ公立学校として、エールを送りたくなる。しかも、耳より情報はない。もっとも、このご時世である、そんな自分にだけ美味しい情報が、こんなあけすけな場で提供されるとは思えないし、もうそんな美味しい話自体があるとは思えない。しかも、うちの学校の生徒の行ける学校は限られていて、たとえ美味しい話が合っても、指をくわえて見ているだけかもしれない。とにかく、情報の時代である。どんな情報でも、ないよりはある方がましと考えてしまうことが、情報化社会をさらに助長してしまう。
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