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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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滋賀県の研修会は、名門膳所高校であった。膳所高校といえば、当然進学校で有名だが、近くに「美富士食堂」があることでも有名。この店の量は半端ではない。僕は他人丼を頼んだのだが、ご飯が大盛りというか、ご飯だけでも器から成り上がっており、しかもかなり押さえ付けてある。さらにその上から具が盛り上げてある。2人前、いや3人前はあるだろう。器の端から食べるのだが、具の山を崩さないように食べるのが大変。他の先生はざるそばを注文されたが、これも蒸籠に2人前以上あり、さらにそのうえにかき氷のように搔いた氷が山のように盛り上がっている。どうやって、蕎麦を救出すればいいのか。
この量は、50を越えた人間にはきつい、さらに、糖尿の僕には毒である。それでも、出されたものは(納豆以外)頂くというしつけを受けてきた僕は、残しては申し訳ないと、平らげた。
恐るべし、美富士食堂。恐るべし、僕の胃袋。
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研修週間、今日は滋賀県高等学校教育相談研究会に呼んでもらって、研修会の講師を1日務めた。
午前は、初の試みの、インプロを使った使ったコミュニケーション実習。名前回しから初めて、イメージボールや、ワンワード、ワンセンテンス、トランプステータス、イエス・アンド、ジブリッシュ、エクステンドとアドバンスなど、小技を連発した。僕自身、本を読んだのは、鈴木さんから2回実習を受けただけの見よう見まね、でも、授業では何回か使っているので、行けるだろうという感触はあった。
午後は、去年南山大学で体験した、声のヒーリング。これも、授業で2回程試している。最後は、リアル人生ゲーム。これは、大人相手にも4回目、生徒相手なら数えきれないほどやった。大人にとっては、人生の半ばを過ぎているので、もしやり直すならという視点が入って、却って真剣になる。遊びで違う人生をやろうと思っても、ついつい、今の人生と同じ価値観になってしまう。
最後の質疑応答では、僕も含めて、みんなぐったり疲れていた。午前中のハードワークの疲れが出たのか、午後のリアル人生ゲームに真剣になり過ぎたのか。
書いてもらった感想を見ると、おおむね好評だった。
いつものことだが、実習の講師というのは、あまり喋ったりしないのに、終わってみると本当にぐったりしてしまう。うまく進むか、何か起こらないか、たえず気をつかい続けるからだろうか。
1講目は、昨日通り、ひどいものだった。横浜から来ている紳士風。上から目線で、きみたちは何も知らないから僕が教えて上げようという雰囲気プンプン。言ってることは、現場の苦労は知らず、上から知らされたことを無批判に垂れ流すだけ。非常勤講師が多いのも、学校施設が貧弱なのも、みんな君たちの献身的な奉仕活動によってなんとかしなさい。それが君たちの習性なんだから。安倍ら、アホの政治家の代弁者か。
2講目からは、合格点。3講目は、反省的実践家の講師だった。エスノグラフィックという、朝からの出来事を逐一ポストイットに記録していき、それを時系列で、場所別に分類する。それを眺めて、自分の一日の仕事を反省する。で見ると、教師の仕事は、分断的複線的で、1つの仕事を落ち着いてできない。それは、生徒や保護者や教師などとの相互的な行為が多く、まとまったデスクワークができない。それはさまざまな仕事が追加され、それが「指導」の名のもとに本務に組み入れられていき、仕事量が膨れ上がっていく。その新たな「指導」にもじっくり取り組めないという、悪循環。そういうルーティンワークを学術的に分析してもらうと、スッキリした。
3、4講は、退職校長で、僕の元上司。スマートで理論的な先生だが、案外ロマンチスト。この先生の授業を受けるなんて、これも縁です。内容は、教育改革などの教育行政を歴史的につなぎ合わせ、現在の、そして今後の課題を提示してもらった。よく整理されていて、いい講義だった。
にしても、受講生もおとなしい。無気力と言った方がいい。面白くないから寝てしまった先生も多い。生徒と同じ。ダメなものをダメといわずにやり過ごす、生徒に言っていることと違うことをしている。
アンケートには、ひどい講師の苦情を書きつらねた。言わなくてもいいのかもしれないが、言わずにおけないのは性分か。
とにかく、2日間の苦行が終わった。少し得る物があったことは付記しておこう。 
「教育の最新情報と今後の展望」。大阪では、講習中にクレームがついたらしいが,京都は上品なのか、無気力なのか、その程度なのか、文句の一つもでずに1日目が終わった。
4コマあって、1講目と今年退職の先生で、以前にもお世話になった先生。内容は30年前の情報だったが、久しぶりに元気な姿が見えて懐かしかった。
2講目は、その先生の弟子に当る人で、特別支援について。これは得るものが多かった。その弟子にも弟子がいて下働きをしていた。ポスドクの世界を垣間見た気がした。
3講目は、指導主事までしながら、大学に転職したもと高校の先生。生徒主体の特別活動について語るのだが、その人が現役時代にそんなことをした形跡はない。ただ、本で読んだことの受け売りのようだった。UQにしても知ったかぶりで話しているが、実際に自分でしたことはない。ブレンストーミング=アイスブレークという珍説まで披露する。自由闊達な議論を出すためにアイスプレークが必要なのに。構成的グループエンカウンターは実習がしたかったらしいが、時間配分が無計画でできなかった。おまけに、元祖の「國分康孝」を「國部」と書く不始末。推して知るべし。体験学習を舐めきった講義(にもならないお話)だった。
トリの4講目は、リスクマネジメントで、滋賀県の高校の退職校長。雑談という、放談というか、戯れ言というか、話の焦点は定まらず。現場の先生を相手に、上から目線のぞんざいな口調、センターの研修なら我慢もするが、金を払って、身分をかけた(笑)研修だけに、お粗末極まりないものだった。
こんな講師陣しか揃えられなかった、龍谷大学のレベルにも疑問符が付く。送り手としては不安である。
明日に期待しよう。
今日は三者面談が終了。これで、夏休みの前半の仕事は終わった。
うちの学校の生徒の面談はバラエティに飛んでいる。前任校なら、進学だけの話でよかったが、大学進学はもちろん、専門学校、就職、フリーター、その他。受験勉強も、一から懇々と説明しなければならない生徒、もう8月なのにまったく受験勉強に手を着けていない生徒、なんとか楽をしようとばかり考えている生徒、泣き出す生徒、さまざまである。一概に言えることは、幼い、甘い。受験勉強とは何か、その厳しさが全くわかっていない。刻一刻と時間は過ぎていくのに、焦るのは教師ばかりで、本人はのきなものである。一体、この子らに、受験勉強とは何かをどのように教えたらいいのか。頭を抱えてしまいたくなる1週間であった。とにかく、今日からやり始めろとは言うものの、言われて直ぐに取りかかれるようなら心配はないのだが。こんな状況は、うちの学校だけなのか、あるいは日本中に蔓延しているのか。後者だとすればうちの子に関しては少し安心できるが、日本全体のことを考えるとさらに暗くなる。
とりあえず、やってくれことを祈るしかない。
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