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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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小学校5年生の次女の保護者面談に行ってきた。
立場が代わると面白いものだ。
やっぱり、我が子をほめてもらうとうれしい。
それも具体的な場面や資料を出されると、実感してしまう。
こちらの方も、感謝の言葉が増えていく。
男の中年の先生だが、放課後子どもと一緒に遊んでくれる。
最近は、下校時間がやかましくなっている中で、珍しいことだ。
それでいて、いやそれだから子どもの心をつかんでいる。
それが自然体でされている所が凄いなぁと思う。
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何をフォローアップするかと言えば、産業カウンセラー。
2回目の研修会。講師は親愛なる酒林先生。この人は凄い。

今日は酒林先生の神髄が見れるロールプレイ。
ちゃんと事例を用意して行き、見事、クライエントをしました。
問題は、過去未来の話。あの時ああしていたら今頃どうなっていただろうか。
いろいろな気づきがありある程度整理できました。
カウンセラー役の人も違うパターンで、クライエントながらカウンセラーの勉強になりました。
今日は1時間、次のプレゼンに向けて、一人で作業。
テーマを決めて、
発散法でアイデアを収集して、
収束法でまとめて、
ピラミッド・ストラクチャーで組み立てる。
みなさん一生懸命やっていました。
このやり方が定着すればしめたものだ。

詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/soudan/jikokeisei.html
ついに、本文は最後の授業。

何とか豊太郎と別れさせようとして、相沢が伝えた真実。
その大きさは相沢の想像を絶するものであった。
発狂するが、発狂しても赤ん坊のことと豊太郎の看病を忘れないエリス。
哀れを感じるが、エリスの中では幸せな時のまま止まっているのだろう。
そんなエリスを抱きしめて涙する豊太郎。なんて奴だ。ツキまくっている。
もしエリスが正気だったら、指一本触れることができなかったはず。

そんなエリスを残して帰国する豊太郎の心の中に、
罪悪感だけではなく、安堵感もなかったとは言わせない。
しかも、相沢を恨む心を今も持ち続けている。
えーとこどりの、無責任野郎だ。

最後に生徒に聞いてみた。究極の選択。
発狂するが流産しないのと、
流産するが発狂しないのとでは、どちらの結末が、
エリスにとっては、豊太郎にとってはましか。

この設定は、映画の影響がある。
生徒の反応は、エリス・豊太郎ともに半々であった。
エリスにとっては、発狂すれば人生は棒にするが幸せな思い出の中で過ごせる、
流産すれば豊太郎への恨みは残るが人生をやり直せる。
豊太郎にとっては、発狂すれば抵抗なく帰国できるが帰国してから心残り、
流産すれば帰国でトラブルが帰国してからは後腐れがない。
鴎外にとっては流産は想定外だが、発狂の結末の真意は?

ということで、授業はまだ続く。

授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm

ついに第10段落。

豊太郎が大臣の元へ来ない日が3、4日続いたのだろうか。相沢が様子を見に来た。
嫌な予感はしていただろう。ドンピシャ。
なんと豊太郎の枕元にエリスと思しき美少女がいる。しかも、妊娠している。

相沢は目眩がしたろう。
豊太郎を恨んだろう。
己の詰めの甘さを悔やんだだろう。
豊太郎が帰国できないのは仕方ないが、自分の身分まで危うくなってきた。

しかし、そこは相沢。冷静に次の策を打つ。
まずは大臣には病気のことだけを報告。
そして、エリスに別れさせる算段。
それが、真実を伝えること。
エリスと別れるという約束、帰国するという承諾。

でも、それを聞いてエリスが別れると思っただろうか。
映画のように、慰謝料を突きつける方が現実的。
女心がわからないのは豊太郎と同じ。

授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm

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