教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
自己形成のワークの3回目、言葉のねっとわーくの2回目です。
今日は、前回学んだねっとわーくの個々の部分を深めていきました。
対義語は、意識することによって、その言葉の意味をより正確にとらえることもできます。
類義語は、それぞれ独自の意味を持っていて、微妙な違いがあります。選び方を間違うとおかしな表現になります。
和語は、やさしく温かいニュアンスがありますが、意味があいまいなものもあります。
漢語は、文字を見ただけで意味が判断できたり、格式や権威をつけたりするのに非常に便利ですが、聞くだけでは分からない場合もあります。
外来語は、知性や権威などを誇示することができますが、必要もないのに多用すると嫌味な感じや軽薄な感じを与えてしまいます。
理論の講義なので、テンポよく授業を展開しました。言葉の不思議さとおもしろさを伝えたつもりです。
生徒の感想を見ると、よく理解してくれたようです。
詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/soudan/jikokeisei.html
今日は、前回学んだねっとわーくの個々の部分を深めていきました。
対義語は、意識することによって、その言葉の意味をより正確にとらえることもできます。
類義語は、それぞれ独自の意味を持っていて、微妙な違いがあります。選び方を間違うとおかしな表現になります。
和語は、やさしく温かいニュアンスがありますが、意味があいまいなものもあります。
漢語は、文字を見ただけで意味が判断できたり、格式や権威をつけたりするのに非常に便利ですが、聞くだけでは分からない場合もあります。
外来語は、知性や権威などを誇示することができますが、必要もないのに多用すると嫌味な感じや軽薄な感じを与えてしまいます。
理論の講義なので、テンポよく授業を展開しました。言葉の不思議さとおもしろさを伝えたつもりです。
生徒の感想を見ると、よく理解してくれたようです。
詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/soudan/jikokeisei.html
PR
問題演習の問題文から。
日本人の人間観は人間を信じること、しかし、現実は背信行為の山積み。
このジレンマは最近始まったことでなく、昔からあった。
しかし、祖先は、「無常観」という、人間ってそんなもんだよという許容と、
社会を裏切るなという抑制によって乗り越えてきた。
確かにそうだ。昔の日本人には、そういういい加減さがあった。
せちがなくなるにしたがって、ますます余裕がなくなるという、悪循環に陥っている。
安倍総理のしようとしていることはそれに拍車をかける。
日本人の人間観は人間を信じること、しかし、現実は背信行為の山積み。
このジレンマは最近始まったことでなく、昔からあった。
しかし、祖先は、「無常観」という、人間ってそんなもんだよという許容と、
社会を裏切るなという抑制によって乗り越えてきた。
確かにそうだ。昔の日本人には、そういういい加減さがあった。
せちがなくなるにしたがって、ますます余裕がなくなるという、悪循環に陥っている。
安倍総理のしようとしていることはそれに拍車をかける。
自己形成のわーくの2時間目は「言葉のねっとわーく」です。
前回のセルフリサーチの続きで、自己理解をするべきか迷ったが、いきなり心の中に土足でずかずか入り込んでいくとしんどい生徒もいるだろう。
「言葉のねっとわーく」は、24年前に作った「ことばの学習」のリニューアルです。対義語、類義語、上位語、同位語、下位語など、ことばのつながりを考える授業です。ネットワークの中に1つのことばを入れると、自然と増殖する魔法のシステムです。コミュニケーション能力不足の根底にある、言葉の貧困を解消する有力なツールだと自負しています。
生徒の反応は上々。実施する前は心配していたのですが、杞憂に終わったようです。
詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/soudan/jikokeisei.html
前回のセルフリサーチの続きで、自己理解をするべきか迷ったが、いきなり心の中に土足でずかずか入り込んでいくとしんどい生徒もいるだろう。
「言葉のねっとわーく」は、24年前に作った「ことばの学習」のリニューアルです。対義語、類義語、上位語、同位語、下位語など、ことばのつながりを考える授業です。ネットワークの中に1つのことばを入れると、自然と増殖する魔法のシステムです。コミュニケーション能力不足の根底にある、言葉の貧困を解消する有力なツールだと自負しています。
生徒の反応は上々。実施する前は心配していたのですが、杞憂に終わったようです。
詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/soudan/jikokeisei.html
第2段落の後半。留学後の豊太郎。
この部分は、たいした変化もなく、読みとばす所であろう。
ただ、5年前の回想とすると、当時は意気込んで留学したが、今から思えば「模糊たる功名の念」であったとふり返る辺りが絶望感の表れであろう。「あだなる美観に心を迷わさず」とか、大学で法学を勉強したなどは、次段落での変化の伏線になるので、軽く抑えておく必要があるだろう。
こういう部分は、テンポよく進むに限る。余った時間は、いつもは宿題にしている要約プリントをやらせて時間調整などする。引き延ばすとだれてしまい、次回に悪影響を与える。
授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm
この部分は、たいした変化もなく、読みとばす所であろう。
ただ、5年前の回想とすると、当時は意気込んで留学したが、今から思えば「模糊たる功名の念」であったとふり返る辺りが絶望感の表れであろう。「あだなる美観に心を迷わさず」とか、大学で法学を勉強したなどは、次段落での変化の伏線になるので、軽く抑えておく必要があるだろう。
こういう部分は、テンポよく進むに限る。余った時間は、いつもは宿題にしている要約プリントをやらせて時間調整などする。引き延ばすとだれてしまい、次回に悪影響を与える。
授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm
第2段落、豊太郎の生い立ち。
武士の家の一人っ子で、父を亡くした中での生育歴が豊太郎の性格を形成している。幼い頃からたたき込まれたものが、最後の最後、豊太郎に非情の決断をさせる。
優柔不断のように見えるけれど、彼の根っこにある封建的な考え方が、自由と恋愛を求めるモダニズムをたえず抑制していたのだ。
「人知れぬ恨み」とは、自分の中にある拭っても拭いされない封建的な物の考え方のことなのだろうか。
三つ子の魂百までというが、幼い頃に形成された自我は成人後の自分をも支配する。
この段落を抑えないで読み進んでいくと、豊太郎は単に優柔不断な男に成り下がってしまう。
しっかりと楔を打ち込んだつもりだが、どこまで効いているのかこころもとない。
ここでも、いつもの舞姫チェックを活用するのだが、使い方を変えてみる。ワンパターンでするのはスキル獲得のトレーニングとしては有効だが、理解するにはさまざまな角度からアプローチする方が効果的だろう。
授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm
武士の家の一人っ子で、父を亡くした中での生育歴が豊太郎の性格を形成している。幼い頃からたたき込まれたものが、最後の最後、豊太郎に非情の決断をさせる。
優柔不断のように見えるけれど、彼の根っこにある封建的な考え方が、自由と恋愛を求めるモダニズムをたえず抑制していたのだ。
「人知れぬ恨み」とは、自分の中にある拭っても拭いされない封建的な物の考え方のことなのだろうか。
三つ子の魂百までというが、幼い頃に形成された自我は成人後の自分をも支配する。
この段落を抑えないで読み進んでいくと、豊太郎は単に優柔不断な男に成り下がってしまう。
しっかりと楔を打ち込んだつもりだが、どこまで効いているのかこころもとない。
ここでも、いつもの舞姫チェックを活用するのだが、使い方を変えてみる。ワンパターンでするのはスキル獲得のトレーニングとしては有効だが、理解するにはさまざまな角度からアプローチする方が効果的だろう。
授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm