戦後最大の危機

まずは、被災者の方にお見舞い申し上げます。
一日一日無事暮らせることを当たり前のように思っていましたが、感謝すべきことだと改めて思いました。
昨夜、首相が言ったように、戦後最大の危機であり、日本人の力を試されている。僕もそうだが、平和に慣れた日本人に与えられた試練だ。被災者の人だけでなく、日本に住む人々が復興に向けて力を合わせる必要がある。実際、輪番停電で一定時間電気が使えなくなる。首都の電車が止まる。これが何カ月か続く。関西には直接の影響はないが、節電により、関東に電力が回るなら協力すべきである。
と考えていくと、戦前戦中の「欲しがりません、勝つまでは」の節約生活と似ているのか。それは戦後の復興の力とも同じである。かつて持っていた日本人の底力がいまもあるのか、僕も含めて戦中や戦後直後を知らない人間にもその力はあるのか。
ただ、気をつけなければならないのは、いちいち文句を付ける必要はないが、みんながみんな同じ方法を向くと危険である。戦中のようにマスコミなどに煽られるのでなく、自分の判断が必要である。その意味でこそ、試されている。