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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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映画の日なので昼から映画を見に行った。
「明日への遺言」
感動した。
第二次世界大戦末期、名古屋に無差別爆撃をし、撃墜されてパラシュートで脱出した米兵を、
処刑した罪で、戦後連合国の裁判にかけられる、東海軍司令官岡田資中将。
当時、責任逃れのために平気で仲間を売り飛ばす証言をしたり調査をしたりする元軍人が多い中で、
すべての責任をかぶろうとする岡田。
いかなる状況であれ、責任はその場で命令を下す立場であった自分にあると主張する。
その潔さ、部下を庇う上司の責任。
福田をはじめ責任を回避することだけに齷齪するいまの政治家とは大違いである。
人としてのあり方を見た思いがした。
僕も教師として、生徒の教育に責任を持つべきだと痛感した。
そして、死刑が決まり静かにその日を迎える様子も素晴らしかった。
彼を支える仏教思想。
信念をもつことの素晴らしさを感じた。
当時の状況を後から外から見れば何とでも言える。
しかし、その時その場の与えられて状況の中で、最善を尽くそうとした結果である。
それを第三者が裁くことができるのか。
また、罪もない人々を無差別に殺戮したアメリカは裁かれないのか。
処刑された3人の命と、彼らが惨殺した何万の命と、その重さはどうなのか。
勝てば官軍。
マスコミも、3人を殺した岡田らを責める論調でしか書かない。
マスコミの、今も昔も権力に迎合する賤しさは変わらない。
多くのことを考える映画だった。
岡田の遺言をしっかり考えたい。
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