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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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先週から来ている実習生の初授業。
インフルエンザの休校の煽りを食って、先週はテストとテスト返しで教壇に立ってもらえなかった。その分、みっちり教材研究をしてもらった。
自分の体験をもとにするのはなんだが、
僕の教育実習は厳しいものだった。付属高校へ行ったので10人が集団で行ったのだが、当時はワープロはないので指導案は手書き。一晩かかってレポート用紙5枚にみっちり書いたものを、たった3分見ただけで、「ダメ」の一言。それでまた書き直し。みんなで夜遅くまで残って、指導教官の悪口をさんざん言いながら、楽しくすごしたものだった。
でも、そのお蔭で、指導案を書くことの大切さを実感し、いまだに指導案を書いて授業している。
まぁ、いる来ている実習生も、こんな指導教官に当ったのを不幸だと思って頑張ってもらうしかない。でも、彼女は本気で高校の教師になろうとしているので、この体験はきっと役立つと、勝手に思っている。
僕のやり方はちょっと意地悪で、教えないで、質問をする。ここはどうなっているのか?なぜ、こうしたのか?生徒はどう反応すると思う?質問される方は問い詰められてきついだろうと思う。僕がされたら嫌だ。ちょっとSが入っているかもしれないが、自分で考えたことしか身につかないと思っている。
なかなか根性のある実習生で、よく頑張っている。ちょっとずつ褒めていこうかなと思っている。
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第6段落 舞姫チェック

①明治二十三年の夏の出来事である。(二十一年の冬)
②エリスは一週間前の夜、台所で倒れた。(二、三日前、舞台)
③エリスが気分が悪く物を食うと吐くのは食べ過ぎであると気づいたのは豊太郎である。(妊娠・母)
④トヨはエリスの妊娠を知って将来に希望を感じた。(不安)
⑤その日は火曜日だった。(日曜日)
⑥エリスはストーブの傍に座ってよく話した。(言葉少なだった)
 ★エリスも豊太郎が喜んでいないのを知って気まずかったのか、単にしんどかったのか。
⑦手紙は相沢の筆跡で日本から出したものである。(ベルリン)
⑧相沢は今朝、山縣(やまがた)大臣に付いてベルリンに来ていた。(昨夜・天方)
⑨手紙には、相沢が会いたいから来いと書いてあった。(大臣)
⑩相沢はトヨに名誉挽回のチャンスを与えようとしていた。○
⑪トヨは相沢の手紙を読んでうれしそうな顔をした。(茫然とした)
 ・突然のことなので茫然としていた。
⑫エリスは、新聞社の報酬を打ち切られる手紙だと思った。○
⑬トヨは手紙の内容を正直に伝えた。△
 ★嘘は言っていないが、名誉回復のことは言わなかった。
⑭母はトヨが相沢に会うと思い、身支度を手伝った。(エリス・大臣)
⑮エリスは女の勘で自分の不幸な行く末を直感した。○
⑯トヨは富貴になることや出世することをキッパリ否定した。○
⑰トヨは大臣に会うため行くと言って上等の馬車に乗って出かけた。(相沢)
⑱エリスは部屋の中で見送った。(窓を開けて)

瀬尾まいこのエッセイ、「ありがとう、さようなら」「見えない誰かと」を読んだ。とても、すがすがしい気持ちになった。心が洗われるとはこういう心境だろう。
彼女は京都府の北部の中学校で国語の教師をしている。同業者だ。彼女の小説はすべて読んだ。とても温かい小説だ。
エッセイには、彼女の教師としての体験が書いてある。同業者としてドキドキしながら読んだ。同僚の教師や教えた生徒も読んでいるのに、どーするの?と思ってしまうからだ。書き出しはハラハラする。こんな悪い事を書いていいのと思ってしまう。でも、最後はその人のいい面を見つけて終わる。ポジティブというか、こんなふうに人のいい所を見つけられる人って素敵だなと思う。
彼女は人見知りだというが、人が好きでたまらないのだ。エッセイの中にこう書いている。
「生徒が嫌いになったら教師を辞める」
嫌になることの方が多いけれど、それでも生徒が好き。その気持ちがなくなる時はキッパリ教師を辞める。
そうだよな。これが教師の原点だ。
今のところ、僕も生徒は嫌いではない。
でも、好きだとストレートに言えない。
そう言えるようになりたいと、彼女のエッセイを読んで強く思った。
PTA総会の裏(表)番組として、保護者向けの進路説明会があった内容は、「奨学金と教育ローン」、非常に現実的、保護者が最も気になる部分に特化した説明会で、ジャストフィットだった。講師は、ファイナンシャルプランナー、これも面白かった。
表情報はパンフレットなどを見れば分かるが、裏情報や落とし穴の説明には聞き入ってしまった。
その1
日本学生支援機構の奨学金の第1種、無利子の資格は、経済的な面と成績面がある。成績は3.5以上とあるが、人数が決まっているので、4.0~4.1が最低ラインになる。
その2
第2種の有利子の利率は、3.0%以内とあるが、現在は0.9~1.55%程度。
その3
奨学金は高校から予約できるが、実際に振込があるのは5月から毎月ごと。ということは、入学前や直後のお金には対応できない。
その4
その分を補塡するのが、教育ローン。教育ローンは一括で振り込まれる。
日本政策金融公庫の「国の教育ローン」が利率が2.45%で最も低利率。
その5
しかし、申請してから交付されるまで2~3週間かかる。ということは、合格発表から納付〆切までの期間に間に合わないことのほうが多い。そこで、あらかじめ申請しておく。
その6
でも、合格しなければキャンセルしなければならない。キャンセルするとキャンセル料が発生するのではないか。ところが、キャンセル料は0円。だから、当初の費用が必要な場合は、あらかじめ教育ローンを申請しておくと良い。

なるほど、上手くできている。これなら安心して進学できる、か?
いやいや、これは「給付」ではなく「貸与」である。つまり、返済しなければならない。私立自宅で無利子で月額54,000円借りたとして、4年で259万円、返済月額は14,400円で15年になる。
有利子で月額54,000円借りた場合、年利1.0%として返済総額は280万円、月々15,582円で15年返済しなければならない。
これに、教育ローンを年2.45%で200万円借りた場合、10年間なら毎月19,000円返済しなければならない。
合わせれば、毎月35,000円返済する事になる。
大学を卒業して、安定した仕事に就けて、継続できるなら、返済可能だが、そうでなければ、500万円の借金だけが残ることになる。

と考えると、そう簡単に借りるのは考えものだ。でも、金がなければ。世知辛い世の中だ。日本政府の教育にかける歳出がいかに貧困であるか、そこが問題なのだが、今今改善されることはないが、大きな問題である。
第5段落、前半、エリスが妊娠する前まで、試験範囲が終了。
10分程余ったので、単なる自習ではなく、効率的な復習方法を採用した。ローテーション・トークである。
一人30秒で、語れるところまであらすじを語る。30秒たてば、その続きを語る。そして30秒語ったところで、次の人が……。教科書を見ても、ノートを見ても、チェックプリントを見てもOK。
それまで、盛り下がっていたので、この方法を導入するか迷ったが、ダメモトで、やってみたら、すぐにいつものように机を合わせて4人チームになってくれた。いい生徒たちです。
1周2分で終わるチームもあれば、4週16人8分かけてようやく終わるチームもあった。
きっと試験に役立つはず。
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