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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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第4段落の最後。

前回、エリスは悪女ではないかという疑いを抱いたのだが、その証拠が今日明らかになる。
エリスが家に帰ると母は戸を荒々しく閉めるが、エリスとの短い会話の後、手の平を返したように慇懃になる。
娘をも売り飛ばそうという母を短時間で説得するには「金」の話以外にない。
エリスは母に、「豊太郎が金を貸してくれる」と言ったに違いない。
勿論、豊太郎はそんなことは一言も言っていない。

さらに、エリスの「人には否とは言わせぬ目の媚態」。この目を「知りてするにや、知らぬにや」と書いている時点で、明らかにエリスを疑っている。
エリスは魔性の眼差しで豊太郎から大金を巻き上げたのである。
もっとも、豊太郎にも同じく父を亡くした同情もあったろう。

「舞姫チェック」の項目に、エリスの媚態を「MUGON 色っぽい」と書いた。そして、工藤静香の曲を流した。
さらに、「舞姫」のテーマソング、玉置宏二の「青い瞳のエリス」を流した。
大ウケだった。

授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm



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つながりのわーくの1回目、何から入ろうか迷った。当初の計画では対人関係マップから入ろうと思っていたが、つかみが肝心。まず面白いことをやってじっくり考えていこうと方向展開して、カード情報処理ゲームをしました。手持ちのカードに書かれた情報を口頭で伝えあって、課題を解決するゲームで、自分の意見を持っていなくても参加できるグループワークです。予想通り、生徒は盛り上がって楽しんでくれました。楽しいだけでなく、いろいろな気づきや、考えることが楽しいと感じてくれたことが大収穫です。情報はすべて明確にならないこともあるし、曖昧な部分も残して考える方が解決につながることを勉強しました。「ファジー」という言葉は生徒は知らなかったが、復活しました。良い言葉です。

詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/soudan/jikokeisei.html
滋賀県のマキノの知内浜に飯盒炊さんに行きました。

行きしのバスの中から、ビンゴ大会やカラオケで盛り上がったいました。
途中、今津の平和堂にバスを乗り付けて買い物。男女混合の班での買い物は、将来の家庭生活の予行練習のようで微笑ましかった。

知内浜について、生徒はまず何もない松原に戸惑いの様子。
竈もないのにどうして火を起こすのか?
さっそく大きな石を探し始める生徒もいて、可愛らしいやら、キャンプを知らないことに驚いたり。
やがて、ドラム缶を半分にしたコンロが支給され、調理にかかる。

このキャンプ場は、コンロや鉄板や網や飯盒は有料だが、鍋や包丁やまな板やボウルやフライ返しや何やら、すべて無料で貸してくれる。自転車までも無料で貸してくれました。
それに、平和堂で買ったアイスクリームも冷凍庫で保管してくれるサービス。
かたずけた後は、浜辺でドッジボールをして遊びました。

帰りに、ふりかえりシートを渡して宿題に。
①人にしてもらったこと、②自分がしてあげたこと、③よかったことを項目にしました。
せっかく飯盒炊さんをしたのだから、その意義を確かめられるような項目を設定しました。
まだ第4段落の続き。

前回の謎は、「なぜ、豊太郎は少女に声をかけたか?」であった。
今回の謎は、「なぜ、少女は教会の前で泣いていたのか?」である。

この「なぜ」には2つの問いがある。
1つは、なぜ泣いていたのか。
もう1つは、なぜ教会の前なのか。

1つ目は、父親の葬式代がない以前に、父が死んで悲しかったからというのが人間であろう。
しかも、むごい母から守ってくれた父の死は、たいへん大きい。
その父の葬式も出せないのだから、悲しみも大きいだろう。
葬式を出すためには、座頭に身を売らなければならない。母も賛成している。
どうしようもない状況だ。
これは少し考えれば分かる。

問題は2つ目の問いだ。
教会は家の向かいにあって近い。
教会は人を救ってくれる所である。精神的だけでなく物質的にも救ってくれるかもしれない。
だから教会の前というのも考えられる。
しかし、人通りが多く、豊太郎も「ここは往来あるに」と言っている。
なぜ、わざわざ人通りの多い所で泣いているのか。
ひょっとしたら、誰か助けてくれる人を待っていたのではないか。
悪い言えば、カモを探していたのではないか。

こんな読み方をすれば、超美少女も、いいタマになる。
こんなひねくれた読み方をするには、明確な根拠がある。
それは、次回。

授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm


いよいよ最終回。
今日も畑先生の実践講座。
クライエントに向き合うには、コンサルタントが自分のことを理解していなければならない。
その通りです。

まずは前回のVPI職業興味検査の分析から。
このテストは進路興味検査の代表的なものですが、職業や女性に対する偏見が強くて、大疑問でした。
僕の結果は、予想通り、人に接する仕事や経営管理の仕事に興味が高かった。

次に、キャリアの棚卸し。
これは大いに役立った。
学生時代から、キャリア初期、中期、後期と自分のしてきたことをふり返る。
そして、売りになる部分を謙遜せずに取り出して、経歴書に書く。
今までしてきた仕事はなんだったのか、何に重きを置いて来たのかがよく分かりました。
そして、これからの針路にもなりました。
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