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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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3週間ぶりの授業。無難なプログラムで行くか、チャレンジするか。思い切ってチャレンジしました。名付けて「人と話すわーく」。これは生徒が参加して協力してくれることが前提として成り立つ授業である。

まず、インプロの「ワンワード」と「ワンセンテンス」にバリエーションを加えてウォーミングアップした。好きな1文節ずつ順番に、ランダムに指名して、いつ・誰が・どこで・何を・どうしたのかについての1文節を順番に、ランダムに指名して。さらに、好きな1文を順番に、ランダムに指名して。4つ目のパターンは、サイコロの目で指示された接続詞から始まる1文を順番に、サイコロを振った後ランダムに指名して。こんなワークを30分程したが、よく協力してくれた。

次に、話し手の心得を説明した後、マッピングで話題探しをさせた。全体を4つに分け、話題のジャンルを4つ書く。そのエリアの中で、ウェブ状に連想していく。多く枝分かれしているウェブは横の広がり、長く続くウェブは縦の掘り下げになる。スラスラ書ける生徒と、全く書けない生徒に二分された。

次に、聴き手のスキル、アクティブ・リスニング。「かかわり」技法として、うなずき・あいづち・励まし・繰り返し・言い換えを説明する。そして、まず、うなづき・あいづち・励ましの3スキルだけを使って聴く実習、5つのスキルを使って聴く実習をした。

最後に、聴き手を集めてミッションを指示し、その態度で聴かせる。腕組みをしてふんぞりかえる・落ち着きなく動く・目を合わさない・じっと見つめるの4ミッション。「かかわり行動」としてしてはいけないものばかり。この実習によって、どんな聴き方をされると会話が弾まないのかを体験させる。それから、プリントを配ってまとめの説明をした。

心配していたが、生徒の協力のお蔭でなんとか形がついた。いや、3回目でまだ親しくないのに、ここまでやってくれた。この授業の目的に同調してくれつつある。
次回も頑張ろう。
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