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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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NHKで放映していた「昔話法廷」を、実用国語でやってみた。
題材は3匹の子ブタで、被告は豚の三男のトン三郎。故意にオオカミをおびき寄せて殺した有罪か、襲われて止むを得ず殺した正当防衛で無罪か。証人としてオオカミの母親と豚の長男のトン一郎が尋問される。最後に被告のトン三郎が尋問される。検察側、弁護側のそれぞれの尋問を聞いて、裁判員である生徒が判決を決める。ノリの少ないクラスだったが、今回は自発的な発言もあり、感想も好評だった。次回は、「白雪姫」で裁判をしてみる。
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1年生の全クラスで、ウィンターサバイバルなるコンセンサスゲームをした。NASA問題のようなゲームで、雪山に不時着したヘリの中から持ち出すものの順位を決めるというゲームである。まず個人で順位付けをして、チームで話し合って合意形成をする。正解があるので自分に答えやチームの答えの正解との誤差を計算する。チームの誤差のほうが小さければ話し合った意味がある。自分の誤差のほうが小さければ自分の意見を主張できなかったことになる。ほとんどの生徒が熱心に取り組んで、活発な議論をしていた。普段の授業では見せない顔である。こんな力も持っている。それを教師が眠らせているのだ。もったいない。
G年次が来なくなって、S年次に10人余りの授業になった。今日のクラスはあと3日、6時間である。おとなしいクラスで、まじめなのだが活気がない。やる気が伝わってこない。このクラスをいかに動かすか、引退前の最後の仕事だ。生徒丸投げでは動かないし、教師主導は避けたい。そこで三島の「美神」をすることにした。不思議な小説で、幾通りににも考えられる。対話するには絶好の教材だ。ただ、どのように展開していくのかが問題だ。今日は音読を聞いた後、初発の感想を書かせ、それを発表させながら確認の問いをする。大きなテーマについていきなり質問して、理由に対してさらに疑問を投げかける。対話である。根がまじめな生徒なので真剣に考えてくれる。時間がたつにつれて深堀ができるようになった気がする。これこそ国語の授業である。久しぶりに会心の授業だった。
小学校の裏から入って粟田山に行きました。小学校の時はよく登りました。登山というよりハイキングで、山頂まで25分です。途中マウンテンバイクの集団とすれ違いました。山頂の将軍塚で昼食を取り、清水寺に向けて下山しました。所要時間は20分、それほど険しい所もありません。清水寺な舞台も修復工事が終わっていましたが、コロナの影響で人もまばらでした。参道の三寧坂の人通りも少なく、店も半分は閉めていました。冬とはいえ、日曜日の昼間、不要不急の外出は自粛しているようです。その代わりなのか、家の近所のショッピングセンターはものすごい人でした。
いよいよ折り返し点。今日は、何を傾聴するのか。相手の苦しみを傾聴し、苦しみを和らげ、軽くし、なくすこと。苦しみの種類は、身体的・精神的・社会的・スピリッリュアルの4つ。苦しみの構造は、客観的な状況と主観的な思い・願い・価値観とのズレを埋めること。そのためには、客観的状況を変えるキュアと、主観が変わることを支えるケアが必要。傾聴はケアである。関係性を持ち、援助コミュニケーションで傾聴する。日常会話であっても、援助モードに入ればケアができる。ざっと、こんな感じ。メンバーから、僕の言葉が的確で深いけれど何の仕事をしているのかと尋ねられてうれしかった。宿題が2つ出た。
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