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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリングとグループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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3月2日、本校最後の卒業式が挙行された。
来年隣の高校と統合されるので、最後の卒業生になる。
例年どおり、校長から一人一人の生徒に卒業証書が手渡される。
当時では、読んだ男子生徒が何度も涙で途切れた。それが、生徒の思いをよく伝えていた。

式後、教室で最後のホームルーム。
記念品を配布して、一人ずつ改めて卒業証書を手渡し、最後の講話をした。
何を語ろうか、1週間前から考えていたが、宿泊研修会で、自分のキャリアと言うか生い立ちを語ればいいじゃないかとサジェスチョンを受けた。
これは一つキャリア教育だ。
全体のテーマは「失敗を恐れるな」である。
畳屋の長男として生まれ、父の働く姿を見ながら育った。
最初の失敗は、付属高校の入試に落ちたこと。でも、その時の友だちの慰めに感動したことから日記を書き始めた。その日記を生徒の前で読んだ。
公立高校に入って彼女ができた。でも、知らない間にふられていた。その未練をタラタラ書いているのも、恥ずかしながら読んだ。
大学入試についても、家の経済状態や親が家業を継ぐことを密かに期待していたこと、一期校には見事に落ちたことなどを話した。
大学卒業後の就職についても、入学当初は教師になろうとは思っていなかったが、教育大学だったのでか、企業は受けずに教員試験だけを受けたこと。その直前に父が亡くなったこと。1年間講師をして次の年に採用試験に合格したことなどを話した。
そして、今思えば教師は天職だったこと。
そこから広がって、「おくりびと」と重ねて、偶然にしろ、自分の置かれたところで一生懸命にやれば、やり甲斐が見つかることなどを話した。
そして、火葬場の老職員の言葉を引用して、「また会おうな」で締めた。

これで終わろうとしたら、生徒が立ち上がって、一人ずつ1年間のクラスへの思いを述べ、次いで僕の前に来て、花を一輪渡しながら、メッセージをくれた。ありがたい言葉ばかりだった。
昔の僕なら、裏を読んだり、割り引いて聞いていたが、
年輪を重ねたせいか、プラスのストロークはそのまま受け取るようになった。いい気持ちだった。
ホームルームを終了した後、撮影大会になった。

これで、うちの学校では5年間で3回目の卒業生。
今年もいい思いをさせてもらった。
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無題
卒業式によせて思うのは、一生に一度きりの彼/彼女らの晴れの日を、どれだけ特別な日にできるだろうってことです。そして、それをかなえる一番の要素は、卒業式そのものよりも、式のあとの最後のホームルームで担任から贈られる言葉だと思います。最近しみじみとそう思います。
その意味で、のぶさんは担任クラスの生徒さんにとって忘れられない最高のお話をされたのだと思います。
生徒たちからの一人一人からのメッセージ・・・同じ教師としてうらやましいです。
かんちゃん 2009/03/04(Wed)15:55:34 edit
無題
ありがとうございます。
そう言って貰えると、よりいっそう嬉しいです。
じゃが  URL 2009/03/04(Wed)21:38:19 edit
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