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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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待ちに待った野口先生の模擬授業です。
京都橘大学の明日の教室のスペシャルメニューです。
模擬授業は2本ありました。
幸運なことに、生徒として授業を受けました。

1講目は、先生が初めて模擬授業された「うとてとこ」です。
谷川俊太郎の詩を、全体を示さずに次を予測させる「絵巻方式」で展開されました。
授業の随所に「鍛える授業」のエッセンスが散りばめられていて、
その都度解説されると言うスタイルで、まさに「立体授業解説」です。
授業は、「期待」と「緊張」と「適度の恐怖」の連続で、「向上的な変容」の保障を実現します。

例えは、音読させるにも、「最高の読み方をしなさい」と目当てを明確にして指示します。
聞いている人は、「〇」か「×」かノートに書きます。「△」はありません。白黒をはっきりさせます。
先生は「まだ書けない人」と問います。手を挙げると、「早く書きなさい」と強制します。
そして、どちらかに手を挙げさせます。手を挙げない人がいると、厳しく問い詰めます。
手を挙げた人には、根拠が言える人は手を握らせます。握るまで手を挙げさせ続けます。
「×」に手を挙げた人には正しいと思う読み方をさせます。
授業を受けていて、確かに緊張しました。それは快い緊張でした。

また、次の展開を「文脈推理」させます。
頭の中にあるものを形にするために、答えをノートに書かせます。
先生は机間巡視をして、分類し、指名する人を決めます。
間違っている人を指名して発表させます。そこに、ドラマが生まれます。
しかし、間違った人に恥をかかせません。
間違ったことをほめます。
「わからなさの自覚」を大切にします。
答えは、文脈の中から「整合」していきます。

このように「 」付きの言葉、「学習用語」をしっかり教えることによって確かな読解力を身につけていきます。


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