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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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研修週間4日目、京都学校教育相談研究大会。僕も役員になっている、今年で31回目を迎える伝統と実績のある研究会。
午後の分科会で、京都大学の皆藤先生の風景構成法の世話人をした。本当に勉強になる研修であった。
風景構成法は、見守り役の指示に従って、やりとりをしながら、川、山、田、道、家、木、人、花、生き物、石の順番で描いていく描画療法で、描き手と見守り役の関係の中で、描き手の心の中を風景画にしていく共同作業。一番大切なことは、絵の上手下手ではなく、見守り役は描き手がどんな絵を描いても揺るがず、描き手の前に存在し続け、描き手を守ること。
まず、見守り役がA4の用紙を横にして「枠」を描く。これは描き手の守りになる。ただ、強制とも取られることがある。そこから2人の信頼関係が始まる。
順番にも意味がある。「川」は画面を分断する。でも、考えれば、人は母親とのへその緒と分断される所から生が始まる。分断されることで、関係を求めようとするようになる。「山」は命を守るもの。「田」は人の営み、文化。「道」は関係性、空間を繋ぐもの。ただ、ここで指示はないが、「橋」を描くかどうかがポイントになる。「家」を描いて、それを守る「木」を描く。そうして守ってくれるものを描いてから安心して「人」を描く。次に「生き物」を描かないのは、「人」と同じ動くものを描くにはエネルギーがいるので、その間に安らぎである「花」を描く。最後の「石」は人との関わりが深く多様性の象徴。
最後に、裏に署名して、描き手と見守り役の関係が、この世に一つしかない、二度と同じものが描けない作品を完成した、描き手のアイデンティティを確定して、閉じる。
やりとりをすることによって、関係性を築いていく、まさにカウンセリングの本質である。
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