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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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2年の現代文の「こころ」も大詰め。
ここらで、恒例のビデオを見た。
10年以上前か、テレビ東京で放映していたもの。
先生は勝村政信、Kは香川照之、お嬢さんは葉月里緒菜、奥さんは佐々木愛。晩年の先生は加藤剛、妻は高橋恵子。
原作のセリフに忠実に描かれているので、教材としてはいいのだが、
問題は、徹底して、「お嬢さん悪女説」で描かれていること。
魔性の女、葉月にピッタリの設定だ。今なら沢尻エリカか。
奥さんとグルになって先生を追い詰めていく様子がこれでもか、これでもかと描かれる。
特に、お嬢さんの意味のない笑いは背筋が凍る。
Kの自殺直後も奥さんが仕切っていて、自分たちのせいでKが自殺したという証拠の隠滅を図る。
極めつけは、原作にない、1年後。
妻と私(青年)が先生の墓参りに行く。
先生の入水自殺した鎌倉の海岸で、
妻が、Kを殺したのも、先生を殺したのも、みんな自分だと懺悔する。
そして、青年が、自分の田舎に来ないかとプロポーズする。
また一人、毒牙にかかる男が……。
なんと、徹底した、恐ろしいストーリーだろうか。
生徒は、笑いながらも、食い入るように見ていた。
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