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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリングとグループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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TBSテレビの番組。
4時間半もあって、
前半はドキュメンタリー、後半はドラマで、
太平洋戦争をふり返る。
今日が、その「主人公」の東條英樹の命日だという。

前半を見ている限り、アメリカ=被害者、日本=加害者。
無差別空襲や原爆を落とされても、日本が悪。
真珠湾攻撃は卑劣な手段で、アメリカの優秀な人物が、アホな日本の暗号を解読していた。
その責任は東條英樹個人にある。
僕には、というように聞こえてしまうような内容にとれた。
それが、優しげだが押しつけがましい松嶋菜々子のナレーションで語られるから、ムカムカして聞いていた。

しかし、後半のドラマに入ると、
無責任にもその地位を投げ出した近衛文麿の後、
突然首相に任命された東條が、
陸軍と海軍と天皇の間にはさまれて右往左往しているようすが描かれていて、リアリティーがあった。
東條一人で国が動くはずがない。
衆愚とも言える有象無象が、自分たちの利益だけを主張し合った結果、
全体としては、最も不幸な、冷静になって考えればわかるような最悪の方向に走っていく。
そこには、日本だけの事情だけでなく、
同盟国の状況や、
敵国であるアメリカの謀略などが張りめぐらされている。
勧善懲悪で片付けられる問題ではない。
状況を煽ったマスコミの力も大きい。
東條役のビートたけしは、かなり太めだったが、
無能であるが、天皇には誠実であろうとする、東條をよく演じていた。

最後に、戦後、徳富蘇峰から話を聞くという役回りの新聞記者が、感想を持ってまとめる。
当然、内情を知っていた者の責任は重大である。
だからといって、知らなかったものには責任はないのか。
いや、知ろうとしなかった責任はある。
ふり返れば、そうだろう。
高所から見ればそうだろう。
でも、当時の国民に、真実を知る手段はあったのだろうか。

そういうことを踏まえて、今がある。
歴史は過去の過ちから学ぶためにある。
今こそ、あの戦争はなっ立ったのか、
同じ過ちを犯さないために何ができるかを考える時である。
同じ過ちとは、戦争への道だけではない。

首相の座を投げ出した近衛は、安倍、福田と重なる。
首相の器でないのにその座に座って右往左往している東條は、麻生に重なる。
そして、マスコミは、真実をどれだけ伝えているか疑問である。
しかし、国民はあの頃と違って、正しい情報を得ようと思えばえることはできる。
しかし、その意欲は、あの頃以上に衰退しているかもしれない。
その意味で、価値のある番組であった。
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