教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
第2段落。グループワーク(2)
この段落は、豊太郎の生い立ちと、留学後の様子が書いてあった。
その事実を①~⑩の板書にまとめた。
今日は、その事実から読み取れる豊太郎の性格について考えた。
まず、一人一人に10枚の紙片を配布して、①~⑩の事実から読み取れる豊太郎の性格を書かせた。同じ番号についていくつ書いてもよい。とにかく10個書かせる。
次に、4~5人組になって、各自が書いたものを発表する。
そして、グループで8個を選んで、紙に貼る。
それを全体に発表する。
発表されたものは板書していく。
板書してみると次のことが分かる。
一つの事実から、いろいろな性格が類推できる。
しかも、プラスのものもあれば、マイナスのものもある。
それは、その人のとらえ方の違いである。
今回の結果を見ると、どちらかというと否定的な性格が多かった。
それは、エリートの豊太郎によくない印象を持っている生徒が多いことが考えられる。
ここまでの豊太郎は、努力家で優秀で、親孝行でもあるが、生徒からは評価されていない。
人間らしさが欠けているらしい。
とすれば、エリスとの恋に落ちていく豊太郎は、人間らしくなり、生徒から評価されるのだろうか。
授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm
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