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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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巷間に広がるアクティブラーニング、その定義は?
様々言われているが、文部科学省が(あるいは現在の下村博文文部科学大臣が)公式に定義したものはない。文部科学省のホームページを探して見つかるのは、
平成26年11月20日の26文科初第852号、文部科学大臣下村博文が中央教育審議会に諮問した
「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について」しかない。

その中には、
「課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習(いわゆる「アクティブ・ラーニング」)」
とある。
アクティブラーニングが必要な理由については、
「我が国の子供たちについては,判断の根拠や理由を示しながら自分の考えを述べることについて課題が指摘されることや,自己肯定感や学習意欲,社会参画の意識等が国際的に見て低いことなど,子供の自信を育み能力を引き出すことは必ずしも十分にできておらず,教育基本法の理念が十分に実現しているとは言い難い状況です。また,成熟社会において新たな価値を創造していくためには,一人一人が互いの異なる背景を尊重し,それぞれが多様な経験を重ねながら,様々な得意分野の能力を伸ばしていくことが,これまで以上に強く求められます。」
とある。
アクティブラーニングによって、
「「何を教えるか」という知識の質や量の改善はもちろんのこと,「どのように学ぶか」という,学びの質や深まりを重視する」
力を育成しようとするのである。

ただ、これは文部科学省という一行政機関の長が、中央教育審議会という一諮問機関にお願いしただけの文章である。中央教育審議会からの回答はまだで、文部科学省からの正式な発表もまだなのである。いわば、アクティブラーニングが一人歩きしているのである。

とはいえ、方向性としては間違ってはいないので、真摯に取り組まねばならない。

が、アクティブラーニングって、いったい何?、どうすればいいの?、どこまでやればいいの?
と問うとやはり「?」である。

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