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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリングとグループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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『たった一つを変えるだけ』の「質問づくり」を、3年の現代文、三島由紀夫の小説「美神」でやってみた。
 現代文の授業の目的は、もちろん読解力をつけることである。それなしにいくら華々しいイベント授業をしても仕方がない。「質問づくり」を使って読解力をつける、これが今回の授業のミッションである。質問を作ることによって次のような効果が期待できる。
・文章を精読するようになる。
・文章からどんなデータを取り出せるかを学べる。
・読解するのに重要なポイントが浮きでてくる。
・ポイント相互の関連性が把握できる。
 そのために、元の「質問づくり」を少し改変した。
 Ⅰ 質問の焦点になる部分を提示する。
 Ⅱ 質問を作り出す。(5分)
  ①思いついた質問を、B8のカード(反故紙の裏紙)に書き出す。
  ②質問の形で書く。
  ③質より量、どんどん書き出す。
  ④チームで交流する。
  ⑤話し合ったり、評価し合ったり、答えを言ったりしない。
 Ⅲ 出てきた質問をレベルに分類する。(5分)
 【L1】近くにある部分を抜き出すだけ。
 【L2】やや遠くや複数の部分から抜き出す。
 【L3】文中の語を使って答える。
 【L4】自由に考える、決まった答えはない。
 Ⅳ 分類した質問の中から3つの質問を選び、A4の紙に書き出す。(5分)
 Ⅴ 黒板に張り出し、質問を吟味する。(10分)
・Ⅱでカードに書き出したのは記録係が書く時間を短縮するためである。
・Ⅲのレベル分けは、【L1】【L2】が閉じた質問、【L3】【L4】が開いた質問に相当する。質問  の難易度の指標になる。
これだけで、慣れれば多少短縮できるにしても、20~30分かかる。とすれば、1回の授業で1つの質問づくりをするのが精一杯である。そういうことは、質問の焦点を絞らなければならない。この教材は4時間の配当を考えているので4問になる。絞るためには、教材を熟読しなければならない。深い教材研究が必要になる。全体を読んで適当に質問を作りなさいという丸投げや、思いつきの質問では授業は成立しない。
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