教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
大学院の学級経営の授業で、小・中・高の交流をした。テーマは、座席をどうするか。些細なことだと思っていたが、大間違いであった。小学校は先生が指定する。それは一人一人の子ども特性や関係を見ながら慎重にする。中学校は、班長を決めて、班長会で責任もって決める。エゴが出ると、他の班やクラスから非難を受ける。それだけ、班長は責任と自覚をもっている。自主性を育てるすごい取り組みをしている。それに比べて高校は、班は形式的便宜的な掃除班で、座席は、定期試験後に、くじ引きでする。担任が弱いクラスは、生徒で勝手に変えている。中学校の実践はどこへ行ったのかという体たらくである。それも発達段階なのだろう。そういえば、僕の中学時代も班活動をしていた。高校でも班長会議はあった。高校の教師になった初期の頃は班活動をさせていた。それが段々、高校に慣れるに従って、しなくなった。それを生徒の変化のせいにしているが、班活動をさせるにはすごいエネルギーが必要である。それが煩わしくなったというのがほんとうの所かもしれない。
いい刺激を受けたが、やれるかといえば自信はない。
いい刺激を受けたが、やれるかといえば自信はない。
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