教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
大学院の生徒理解の授業で、23年前のクラスの様子を発表した。かなり前に発表した原稿が残っていたので、それを加筆して発表した。加筆したり、発表したり、そしてもう一度思い返してみたりすると、一つ一つのことが鮮明に蘇ってくる。それは、一生懸命取り組んでいたからだろう。留年生が2人いたり、3人が退学したり、大学進学者0という、だるくてやかましいクラスだったが、一人一人を見ていくと、彼ら彼女らなりに一生懸命やっていたのがよく分かる。文章にまとめてしまえば、ハッピーエンドのように思えるが、実際はそう甘い者ではない。退学したり、思う進路に進めなかったり、進めてもその後トラブルがあったり、人さまざまな人生を歩んでいるのだろう。彼らも40歳を過ぎている。音信のある子はいない。どうしているのだろう。
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