教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
ジュンク堂で京都の珈琲店の本を見ていると、近くに評判の店があることを発見。さっそく行ってみた。河原町に沿って三条を越えて2筋目を東へ。目立たない玄関である。入るのにちょっと勇気がいる。入ると本に書いてあったようにカウンターだけの6席。先客の男女連れの中年がいるので、少し安心して座った。馴染みの客らしく若いマスターと話し込んでいる。聞きたくなくても会話が耳にはいる。夫婦ではなく、女性は男性を先生と呼んでいたのでどこかの大学の先生か。話の内容はインテリっぽい。ちょっと鼻につく。若い頃の僕なら我慢できなかっただろうが、僕も大人になっていた。その店で、敢えて日記を鞄から出して書き始めた。周囲との会話を遮断した。もちろんマスターとも。客なんだから好きにワガママをさせてもらおう。新たに3人連れの客が来たので先客は去って行った。去り方も気障ではあった。新客もインテリっぽい。そんな客筋の店なんだろう。店内はシンプルというか殺風景というか、そこが茶室っぽくて上品な感じを醸しだしている。いかにもインテリが好みそうなインテリアである。僕にとってはあまり居心地がいい店とは言えない。でも、珈琲は美味しかった。
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