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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリングとグループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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「永訣の朝」のポイントは3つある。
1つ目は、「ああとし子」である。
なぜ、賢治は詠嘆したのか。
それは、とし子の真意に気づいたからである。
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
とし子が賢治に雨雪を頼んだ。
最初は熱で苦しいから自分のために頼んだと思っていた。
ところが、妹のために何かをしてやりたいと願う賢治のために頼んだと分かった。
そして、賢治は「ありがとう」と感謝し、「わたくしもまっすぐに生きていくから」と誓う。
2つ目は、(Ora orade shitori egumo)である。
他のとし子の言葉とは違って、ローマ字になっている。
しかも、字下げになっていない。
なぜか。
それは、賢治には想定外の言葉だったからである。
賢治は、いつまでもとし子といたかった。
それが、一人で死んでいくと言う。
次の行で、「ほんとうに」を加えて「もうけふおまへはわかれてしまう」と繰り返して確認する。
3つ目は、(おらのことばかりでくるしまなぁよにうまれてくる)である。
つまり、今度生まれてくるなら、人のために苦しみたいと言ったのだ。
その言葉以降、賢治は、「おまへとみんなとに」と、とし子だけでなく、人のために生きていくことを誓う。
ここに、賢治の生き方は確定するのである。
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