忍者ブログ
教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
[516]  [515]  [514]  [513]  [512]  [511]  [510]  [509]  [508]  [507]  [506
「舞姫」における学び合い的な授業について考えてみる。

ペアリーディング。
従来なら、教師の範読、生徒の指名読、個々人の音読、黙読というところ。句点で区切って読むという方法なら、クラス全体で読み回すという方法もある。
ペアで、句点で交代して読むことのメリットは何か。一人が多くの部分を読めることである。個々人の音読なら、読む量は倍に増えるのだが、さぼる子はさぼり易い。ペアだとそれができない。隣の人と協同意識が芽生える。互いに相手の音読をチェックすることができる。教え合いが生じる。
でも、いいことずくめではない。デメリットは、誤読してもそのままになることがある。ペアによって進度がバラバラになる。相手が協力的でないこともある。人づきあいの苦手な生徒には苦痛。
しかし、後の2つは、それを改善していくのが学び合いの目的だから、デメリットではない。進度は最後のペアが読み終わるまで待つしかない。そうしないと、達成しなくても良いという雰囲気が生まれるし、途中で切られたペアは意欲を失うこともある。対策として、初めから何分という時間制限をするという手もある。これはゲーム感覚になる。しかし、時間に負われていい加減な読みが横行する危険性もある。つまりは、状況次第ということになる。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
MAIL
URL
コメント
PASS   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カウンター
リンク
プロフィール
HN:
のぶさん
性別:
男性
自己紹介:
高校の国語の教師
上級教育カウンセラー
産業カウンセラー
キャリア・コンサルタント
ブログ内検索
material by:=ポカポカ色=
忍者ブログ [PR]