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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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研究授業を明日に控えて、配布する指導案を作成させねばならない。
実習生は一生懸命やっているが、よりよいものをとダメ出しをし過ぎたせいか、はたまた、僕が〆切時間が5時だということを知らなかったこともあり、5時の段階ではまとまっていなかった。それから、手直しをさせて、印刷して先生方の机上に置き終わったのが、8時30分。9時までには終わりました。
自分の実習と比べるといけないのですが、深夜まで残ってやっていたような記憶があります。
実習生は弱音を吐かずによく頑張りました。明日の出来は、少し不安もありますが、頑張ってくれるでしょう。
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教育実習に合わせて公開授業週間&授業参観。
授業参観は、保護者と中学校の先生に見に来ていただく企画。昨日は十数人来られたそうだ。
公開授業はどこの学校でもやっていて、どこの学校でも教師の見学は少ない。本校もご多分に洩れず。忙しいのもあるが、気がないのである。
そんな中で、空き時間、すべて国語の授業を見学させてもらった。
教科会議では、生徒の低学力と無気力を嘆かれるが、率直に言えば、教師も低意欲である。それは、卵が先か鶏が先かと同じく、生徒の気力がないから教師も意欲を減退させるのか、教師が気力のない授業をするから生徒は無気力になるのか。恐らく、マイナスの相乗効果だろう。
先生方も、豊富な知識と経験を持っているのだから、もっと良い授業をしたいのだろうが、いかんせん生徒が付いて来れないので、ついつい生徒のレベルに合わせた授業になってしまう。予習をして来ないと諦めて、授業中に教科書を写させて、調べる語句を板書して、辞書は当然持って来ないから、辞書を回して引かせて言わせて、それを板書していく。賽の河原で石を積み上げるような無味乾燥とした授業。これじゃ、教師も面白くないし、生徒も虚しいだろう。
生徒も教師も授業で満足できるなんて、学力の高い生徒が集まった学校でなければ実現しないのだろうか。いや、そんな学校は、問題集中心の受験教育に専心するのだろうか。
先週から来ている実習生の初授業。
インフルエンザの休校の煽りを食って、先週はテストとテスト返しで教壇に立ってもらえなかった。その分、みっちり教材研究をしてもらった。
自分の体験をもとにするのはなんだが、
僕の教育実習は厳しいものだった。付属高校へ行ったので10人が集団で行ったのだが、当時はワープロはないので指導案は手書き。一晩かかってレポート用紙5枚にみっちり書いたものを、たった3分見ただけで、「ダメ」の一言。それでまた書き直し。みんなで夜遅くまで残って、指導教官の悪口をさんざん言いながら、楽しくすごしたものだった。
でも、そのお蔭で、指導案を書くことの大切さを実感し、いまだに指導案を書いて授業している。
まぁ、いる来ている実習生も、こんな指導教官に当ったのを不幸だと思って頑張ってもらうしかない。でも、彼女は本気で高校の教師になろうとしているので、この体験はきっと役立つと、勝手に思っている。
僕のやり方はちょっと意地悪で、教えないで、質問をする。ここはどうなっているのか?なぜ、こうしたのか?生徒はどう反応すると思う?質問される方は問い詰められてきついだろうと思う。僕がされたら嫌だ。ちょっとSが入っているかもしれないが、自分で考えたことしか身につかないと思っている。
なかなか根性のある実習生で、よく頑張っている。ちょっとずつ褒めていこうかなと思っている。
初顔合わせのクラスが2つ。
一つは、文系の進学クラスで、43人も居る。教室は8列で机間巡視できる隙間もないほど。昔、50人クラスだったという話を聞くが、たいへんだったろうなぁと思う。
もう一つは、普通の文系のクラスだが、化粧の濃い女子が4~5人、にぎやかな男子が2~3人、6年前までは馴れた風景だったが、5年のプランク、ちょっとカルチャーショックを受けた。でも、授業にそっぽを向くわけではない。小テストなんかすると、一生懸命やっている。
さすが、多種多様な生徒がいる。
急に刺激が強くなって、馴れるまで、ちょっと疲れそうだが、楽しみでもある。
まだまだ始まったばかり。
「ミロのビーナス」は、両腕を喪失したことによって魅惑的になった。
見る人が自分の理想の腕を想像するからである。
それは当然、すべての人にとって現実のどんな腕より美しい。
だから、どんな復元案も受け入れられない。
そして、話題は「なぜ喪失したのか」から、「何を喪失したのか」に移る。
手は、自分と外部とを繋ぐものである。
他者との関係性の構築する、人間存在の根幹をなすものである。
これだけのことを、詩人の感受性で語ったのがこの評論である。
定番教材の1つであるが、実に単純明解である。
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