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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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台風5号が接近し、判断が難しい。午後からの講師も富山から来れるとの事で決行する。
午前は華頂大学の吉田先生のキャリア教育。
午後は富山の元校長の水上和夫先生の対話のある授業。名物校長らしい話術はさすがだ。流行りのアクティブラーニングや学び合いに対する批判には同感だ。だったらどうするか、構成的グループエンカウンターを取り入れた模擬授業をやってみた。生徒役に発達障害のある子や消極的な子を配しての模擬授業でだった。
台風の到着が遅れたので、暴風圏内に入るまでに終了できた。
夜、台風の後を追って夜行バスで小田原へ向かう。
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教育カウンセラー協会の養成講座の2日目、講師は早稲田大学の河村茂雄教授だ。還暦を越えた河村先生の言葉は我が事である。新しいことを学ばないとメタ認知が低下して老化が進む。進むか退くか、止まる=退く、現状維持はない、覚悟を決めなければならない。
午前は保護者対応。マズローの安全欲求や所属欲求が満たされていない保護者は馬鹿にされることに敏感で、言葉尻をとらえる。まずは感情レベルで信頼を獲得する事が大切だ。
午後は今流行りのアクティブラーニング。これからの社会を生きるためのコンピテンシーを獲得するには主体的で対話のある深い学び、アクティブラーニングが必要である。そのためには規律があって親和力がある満足度の高い学習集団が必要との事だ、が、そんな集団はどこにあるのか。
午前中は教育カウンセラー協会の養成講座の1日目の手伝い。講師は元早稲田大学客員教授の加勇田先生。20年ぶりだ。懐かしい。お互いだが、年をとった。
午後は、日本ファシリテーション協会関西支部の8月例会に参加した。テーマは「100年世界 ~世界の未来体感ゲームワーク:三国編~」という壮大なゲーム。4カ月ほど前、試作段階に立ち会ってハラハラしたが、見事に進化していた。日本を中心にした東アジアの世界を、政治家・企業家・労働者に分かれてシュミレートする。政治家は国を守り繁栄させる。企業家は経済を活性化して利益を上げる。労働者は一生懸命働き生活を豊かにする。よくできたゲームだが、複雑化する世界を単純化するのは難しい。しかも、そこに感情が入るとさらに混沌とすることを改めて実感した。
FAJの研修でオットー・シャーマンのU理論を、訳者の中土井氏の講師で学習した。
すでに考えた過去のパターンを掘り下げていく。自分の思考パターと異なる反証データとぶつけて固定観念を崩していく。そして、他の人の思考に共感できるレベルまで下りていく。共感とは、指さした指は相手を向いているが、残りの指は自分に向けられている。その残された指に指示に従って自分を考えることから生まれる。そして、自分を手放した時にUの谷の底に行き着く。そこからUの谷を登っていくと、底に新しい自分が生まれる。こんな感じ。
じっくり自分と向き合えということだが、それをシステム思考に置き換えたもの。
本当は時間をもっとゆったりと取らなければUの谷を下りられないのだが、80人を越す大人数の研修では難しい。それでも、途中、2~3分の沈黙で今まで学習したことを振り返る時間は新鮮だった。
1年ぶり以上でアクションラーニングの研修会に参加した。
アクションラーニングは、あいまいな問題意識をチームに提起し、メンバーが質問することに答えながら、自分の問題を明確にしていき再定義する。それをメンバーが承認して、次の段階として解決のための行動計画を考えるために再び質問する。そして、行動計画を示し、再びメンバーが承認するというプロセス。
つまり、質問によって問題を解決することを通して学習していくというシステム。提案者とメンバーと、アクションラーニングコーチ。コーチはコンテンツには関わらず、メンバーの動きを見ながら、時々介入する。
シンプルなシステムだが、参加しているとなかなか複雑だ。質問することには慣れたが、質問のポイントが難しい。でも、意見を言い合うと対立が起こるだけで問題は解決しない。意見を質問の形に変えるだけで、話は前向きに進む。
研修会の後、いつものように酒を飲んで話がさらに深まる。
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