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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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臨床動作法の研修会。最終回の今回は、僕がリクエストした躯幹ひねり。背中の筋肉を緩める課題である。かつて、ギックリ腰に苦しんだ時に、この課題が大いに役立った。横向けに寝て、腰を支えてもらい、背中を倒していく。その時、顔が付いてきているか、腰に余分な力が入っていないかをチェックしてもらう。
腰の緩め課題も教えてもらって、体がリフレッシュした。
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構成的グループエンカウンターの研修会があった。年に1回、岡田先生をお招きして(といってもほとんどボランティアで来ていただいている)、2日間の研修をする。1日目の午前は、一人の教師がリーダーになって体験し、岡田先生の指導を受ける。午後は、グループに分かれて悩みなどを話し合う。夜は懇親会。2日目の午前は、岡田先生のグループ実習。
今日は昼から他の研修会の打ち合わせがあったので、中抜きで参加した。いつもはしどうする立場で実践しているが、受ける立場で実習をすると見えてくるものがある。良い経験になる。
懇親会では、SGEと他のグループワークの違いについて質問をぶつけてみたが、話は途中で終わってしまった。残念。また、来年。
日本ファシリテーション協会の例会で、フィンランド教育について、元祖北川氏の研修会があった。
北川氏は外交官として11年間フィンランドに赴任していて、フィンランドの学校で日本を知ってもらう仕事をしていた。そうして学校に通っているうちに、フィンランドの教育の素晴らしさを知った。
しかし、フィンランドの教育が100%正しいわけではなく、どの国の教育にも一長一短があるということを前置きしての研修であったので、すんなり入ってきた。
フィンランドの教育が注目されたのはPASSAのテストで、連続して上位に入ったからだが、ちょうど、インターナショナルからグローバルへの転換点で、教育の世界で必要とされる学力が変わり、それがフィンランドの教育と一致したからである。世界の変化とは、多様化、複雑化に対応する力である。それが、創造的問題解決能力である。
外部から未知の知識を得て、内部の既知の知識に組み込んで、新しいものへと活用していく。そのために、みんなで考える力、どこの誰にも通用する力が必要である。
「対論」は価値観の白黒をキッチリと決める、「会話」は価値観に触れずに人間関係を維持する、「対話」は互いの価値観を認めながら、新しい価値観を生み出す。必要とされているのは「対話」である。そのためには、言語化し、共有化し、熟議していく。心情的な「シンパシー」ではなく、論理的な「エンパシー」を大切にする。心情は理解し合えないことを前提に、客観的に論理を理解し合う。
自分の考えを手放し、人が考えた意見の理由を考える。そのために、なぜという質問を繰り返す。
まさに、僕がやろうとしている現代文の授業である。筆者の意見や作中人物の考え方や行動に、なぜを繰り返して考えていく。ただ、それを論理的に体系立てて組み立てることが必要である。
もう少し勉強してみよう。

朱雀高校の公開研修会に参加した。
テーマは、学びの共同体。講師は、宝仙高校の副校長、元東京大学付属中学校の草川先生。
学び合いには、東京大学の佐藤先生のグループと、上越教育大学の西川先生のグループがある。草川先生は、前者のグループ。
教師主導ではなく、生徒中心の授業を目指すのは共通しているが、西川先生は、適当な課題を与えたら生徒は勝手に学ぶと言う。僕はこれに疑義があった。生徒が自主的に学ぶのは結構だが、そのためには十分な仕掛けが必要だと思う。学び合うのに十分な課題がなければ成立しないはずである。
その疑問について、草川先生は、課題は、かなり高い所に設定して、そこに至れるような教材や資料が必要だと言われた。そうです、そこに教師の役割がある。
今日の研修会は、ストンと落ちる所があった。
授業は学校の中心。その授業を中心に据えて研修会を開く朱雀高校は素晴らしい。うらやましい。しかし、よく聞いてみると、朱雀高校で学び合いの授業を試みている先生はほとんどいらっしゃらない。今日の研修会を聞いて3学期から実践しようとはならないだろうとのこと。やはり、いずこも同じか。それでも、こんな研修会を開いたことは素晴らしいと思った。
京都文教大学の学長のタタラ先生を囲んだ常照会の忘年会。
久し振りにメンバーが集まって、しばし、楽しい時間を過ごした。
大ベテランの先生の話は、新しい発見がいっぱいある。
今の学びあいとか、協同学習というのは、その昔、人間中心の教育という形で、先輩たちが試行していた、なんて話も聞けた。
職場ではなかなか聞けない話である。
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