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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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1講目は、昨日通り、ひどいものだった。横浜から来ている紳士風。上から目線で、きみたちは何も知らないから僕が教えて上げようという雰囲気プンプン。言ってることは、現場の苦労は知らず、上から知らされたことを無批判に垂れ流すだけ。非常勤講師が多いのも、学校施設が貧弱なのも、みんな君たちの献身的な奉仕活動によってなんとかしなさい。それが君たちの習性なんだから。安倍ら、アホの政治家の代弁者か。
2講目からは、合格点。3講目は、反省的実践家の講師だった。エスノグラフィックという、朝からの出来事を逐一ポストイットに記録していき、それを時系列で、場所別に分類する。それを眺めて、自分の一日の仕事を反省する。で見ると、教師の仕事は、分断的複線的で、1つの仕事を落ち着いてできない。それは、生徒や保護者や教師などとの相互的な行為が多く、まとまったデスクワークができない。それはさまざまな仕事が追加され、それが「指導」の名のもとに本務に組み入れられていき、仕事量が膨れ上がっていく。その新たな「指導」にもじっくり取り組めないという、悪循環。そういうルーティンワークを学術的に分析してもらうと、スッキリした。
3、4講は、退職校長で、僕の元上司。スマートで理論的な先生だが、案外ロマンチスト。この先生の授業を受けるなんて、これも縁です。内容は、教育改革などの教育行政を歴史的につなぎ合わせ、現在の、そして今後の課題を提示してもらった。よく整理されていて、いい講義だった。
にしても、受講生もおとなしい。無気力と言った方がいい。面白くないから寝てしまった先生も多い。生徒と同じ。ダメなものをダメといわずにやり過ごす、生徒に言っていることと違うことをしている。
アンケートには、ひどい講師の苦情を書きつらねた。言わなくてもいいのかもしれないが、言わずにおけないのは性分か。
とにかく、2日間の苦行が終わった。少し得る物があったことは付記しておこう。 
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「教育の最新情報と今後の展望」。大阪では、講習中にクレームがついたらしいが,京都は上品なのか、無気力なのか、その程度なのか、文句の一つもでずに1日目が終わった。
4コマあって、1講目と今年退職の先生で、以前にもお世話になった先生。内容は30年前の情報だったが、久しぶりに元気な姿が見えて懐かしかった。
2講目は、その先生の弟子に当る人で、特別支援について。これは得るものが多かった。その弟子にも弟子がいて下働きをしていた。ポスドクの世界を垣間見た気がした。
3講目は、指導主事までしながら、大学に転職したもと高校の先生。生徒主体の特別活動について語るのだが、その人が現役時代にそんなことをした形跡はない。ただ、本で読んだことの受け売りのようだった。UQにしても知ったかぶりで話しているが、実際に自分でしたことはない。ブレンストーミング=アイスブレークという珍説まで披露する。自由闊達な議論を出すためにアイスプレークが必要なのに。構成的グループエンカウンターは実習がしたかったらしいが、時間配分が無計画でできなかった。おまけに、元祖の「國分康孝」を「國部」と書く不始末。推して知るべし。体験学習を舐めきった講義(にもならないお話)だった。
トリの4講目は、リスクマネジメントで、滋賀県の高校の退職校長。雑談という、放談というか、戯れ言というか、話の焦点は定まらず。現場の先生を相手に、上から目線のぞんざいな口調、センターの研修なら我慢もするが、金を払って、身分をかけた(笑)研修だけに、お粗末極まりないものだった。
こんな講師陣しか揃えられなかった、龍谷大学のレベルにも疑問符が付く。送り手としては不安である。
明日に期待しよう。
教員免許更新の講習で、
「反省的実践家としての教師~演劇的手法による問題解決ワークショップ~」というのに行ってきた。
8時半から受け付けしてやるから早く来いと書いてあったので、その時間に行って受付を済ませて会場に行くと、まだ教室の鍵が開いていない。なめてんのか。このあたりは険悪な気分だった。
さらに、申込票に写真を貼ったのに、送ってきた受講票にも写真を貼れとある。しかも、大きさが違う。しかも、受付で顔写真のついた身分証明書を提示しろという。替え玉受講を想定しているのか。しかし、1時間後とに出欠を取れという。そこまで教員を信用していないんだな。イヤイヤ受講すると見越しているのだな。それほど、役に立たない講習なので、こうまでしないと受講しないと思っているのだな。ひどい話である。
講習は、実技中心で面白いことは面白かった。現場で困っていることを即興の演劇にして演じて、それの解決法を即興の演劇でやってみるという段取りだ。5つのグループでしたが、その内の4つは、小学校で発達障害や我が儘で困っている生徒とその親への対応であった。さすが教師は役者である、みんなうまい。特に、親役になった教師は、日頃されていることだから迫真の演技である。
見ていて、小学校は大変だとつくづく思った。どの演劇も身を切られるような叫びがあった。小学校の先生がやめたいと思う気持ちがよくわかった。
で講習には、演劇的手法で問題解決するとうたってあったが、それは無理だろうなぁと思った。現実はそんなに甘くない。また、手法も非常に荒いもので、現場の研修では使えなさそうだ。でも、発想の転換という意味では有意義ではあった。 
にしても、この研修に5,000円は高い。来週は、教員は何にも勉強してないだろうから、教育の最新情報を教えてやるから来いという講座で、2日連続の1万円。こんなショーもない研修で、進学補習は休み、面談も中断し、文化祭の準備も見てやれず、それに講師の方もどーしていいかわからず、大学は支給される以上に費用がかかり、八方誰にとってもいいことない制度である。途中で、頭がおかしくなった安倍の置き土産だとおもうとますます腹が立つ。こんな制度早くなくなってしまえと思うが、なくなったら今年の俺たち苦役はどう補償されるのか。研修しないと言っているのでなく、研修はするからもっと役立つ研修をしてほしいものだ。
ファシリテーション協会の研修会に参加した。
今回のテーマは、OST、オープン・スペース・テクノロジー。
参加者が自分の話し合ってみたいテーマを提示し、それに賛同するメンバーが集まって話し合いをする。テーマは大小、剛柔さまざま、思いつくものをドンドン出す。賛同する人も複数のテーマを選べる。そうしたあと、テーマを統合したり、場所を決めたりも話し合いで決める。
そうして話し合いに入る。話し合いはファシリテーション。ファシリテーターとグラフィッカーが促進していく。
職場でも、こんなに積極的に話し合いが展開したら面白いだろうなぁと、参加者が全員思っている。だから、この研修会に来るのだろう。
今度の保護者懇談会でやってみようとヒントをもらった。
日本学校教育相談学会京都支部の研修会があった。
報告の1つが、私立の中高一貫の中学校の先生のクラス運営であった。
30過ぎの若い先生だが、実にエネルギッシュに取り組んでいる。クラス目標が「○○(先生の苗字)がすべて」。疑問を感じる人もいるだろうが、クラスの子どもの担任に寄せる信頼の度合いがわかる。しかも、4年連続で中3からの担任で、このクラス目標が生徒の投票で継続されているところに凄さがある。
運営内容も、大胆かつ緻密でをる。日直は班単位で役割分担が決まっていたり、掃除も役割分担が決まっていたり、クラス委員以外の生徒は教科係として大切な仕事が与えられていたり、自分の役割を果たすことでクラスの一員であるという自覚と責任を持たせようとしている。
座席も、くびきでは同じ席になることがあるからという理由で、さすが数学の先生、パターンを計算して割り振ってある。
この先生の原点は、自分の小学校の先生が毎日クラスの子ども(と親)全員と4年間継続していた連絡帳。そんな実践を自分もしたいというのが教師になった動機である。教育の力の凄さを再確認した。
まぁ、私学で受験を経て集まった生徒たちで、27人クラスという条件はあるものの、それなら他の先生がしているかといえばしていないので、やはり素晴らしい実践である。
僕も若い頃は馬力があった。畏れ知らずに色々やった。でも、経験を積む内に得たものも大きいが、失ったものも多くある。
そういう今の自分を見直すいい刺激になった。
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