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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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久しぶりに、ストマネの研修会に参加した。
今回は、アンケートデータを処理するための統計学の勉強。
数字に弱いということで、避けてきた分野ですが、
グループワークなどもやりっ放しで、客観的な評価はできていない。
これからは、エビデンスの時代だ。
やったことの成果が見える化できるようにしたい。
コンピュータの発達で、面倒だった数字の処理は楽になった。
後は、何のデータを取るために、質問項目も吟味して、統計処理するのにふさわしい質問項目を設定したいと思う。
アンケートで確かめる部分は多くある。

研修会の後、近くの居酒屋で懇親会をした。
本当に久しぶりのメンバーだが、温かく迎えていただき、とても嬉しかった。少しまた、攻めの生き方ができそうな予感がし始めてきた。
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2日目は、岡田先生のエンカウンター。
岡田先生は、國分先生のお弟子さんの中でも、最もソフトで、最もエンカウンターが上手い。
難しいエクササイズも、岡田先生なら安心してできる。
國分メソッドで、まずは全員との挨拶で始まる。
次に、タイプの違う(性別や年齢や服装など)2人組になって、パートナーとの相違点や共通点や選んだ理由などを交流し、このパートナーと5年間仕事をするとしたら、何を言っておくかというエクササイズをした。
僕は若い女性の小学校の先生とパートナーになった。職場では若い女性はいないのであり得ないことだ。4月には転勤しているかもしれないので、ちょっとした疑似体験でもある。思っていることを口にしてみると、スッキリした。こんなことを職場や家庭では話をしないので、貴重な体験だった。
押しくら饅頭を童心に返った後、円になって、二人が真ん中で出会い、指示された状況設定ののロールプレイをする。多動児と教師、学級崩壊のクラスの子どもと教師、厄介な親と教師、すぐに年休をとって帰る同僚など、ありそうな設定ばかりで、リアルだった。とっさにどちらのロールを取るかでその人の性格が出たり、問題児童のロールを取るには日頃の観察が必要であったり、とっさの対応が再現されたり、面白かった。
次は、誕生のエクササイズ。4~5人で家族になって、母親の胎内にいる赤ん坊への声かけをする。子ども役になった人は、祝福されて生まれてきた原体験ができるし、母親や父親は子どもへの慈しみの気持ちを体験できる。ただ、虐待等のトラウマのある子どもがいる場合などは危険なエクササイズである。
最後に、一人を他のメンバーがマッサージをするという癒しのエクササイズで終わった。
流石と思う構成だった。危険なワークが多くあったが、そこは岡田先生の人柄と安心感で気持ちよくできた。
リーダーの力の偉大さを痛感した。
聖栄大学の岡田先生に来ていただいての、構成的グループエンカウンターの研修会。
1日目の午前は、上級カウンセラーの先生がリーダーになってエンカウンターをして、午後からそのふりかえりと、言葉によるコミュニケーションについての研修。
会場から見える東山三十六峰は昨夜からの雪でうっすら雪化粧をしていて、絶好の風景でした。
午前の実習は、自己紹介から他者紹介、協力してパズルを完成する、いいところ探し、言葉の花束。
よくあるメニューだが、リーダーの人柄やメンバーによって新鮮なものになった。
午後の言葉のコミュニケーションだが、相手への言葉掛けは尊厳の気持ちが表れることと、相手の中に豊かな言葉を増やしていく指導の重要さなどを感じた。
CCNK(キャリアコンサルタント京都ネットワーク)の能力向上会。
今回のテーマは、1月から実施される、国家資格になったキャリアコンサルタントの実技試験対策のロールプレイ。
キャリアコンサルタントは、すでに民間の団体から資格が発行されているが、その基準や能力がバラバラで、
クライエントの話をろくに聞かずにアドバイスばかりする人や、
ただ聞くだけでなんのアドバイスもしない人など、
苦情が多いというので統一した資格にしようとするもの。
すでに民間の段階の資格を持っている人には、学科試験の代わりに講習に参加すれば免除にして、実技試験だけ合格すれば、国家資格を与えようというもの。
実技試験は、20分のロールプレイと、10分の口頭試問。
それで、その人の力が分かるのか、全くの疑問であるが、
それだけで判断して資格を、しかも国家資格を出そうというのだから、驚きだ。
それでも、何といっても国家資格。
持っていて損にはならない。
今日は、実技試験の問題と要項が公表されたので、それをもとに練習をした。
でも、ロールプレイの問題を事前に知らせるというのも、何だか変。
いったいこの試験は何を狙いにしているのか。
僕は、急いで取得する必要もないので、今回は様子見にした。
それでも、ロールプレイは楽しかった。
京都教育大の授業研究会「創の会」で、
「こころ」の実践発表をした。
今回は、4人チームで話し合う機会をふんだんに取り入れた授業。
その授業展開もさることながら、話題のもう一つは、解釈の問題。
さすが定番教材だけあって、皆さん独自の授業を編み出されていて、
より深い読解をしている。
喧々諤々、いい話ができた。

それはもう1本の発表は、韓国から留学している高校の国語の先生のもの。
韓国はPISAで上位に入るなど、伸長が目覚ましい。
国も親も教育に金と熱意をかけている。
どの教室にも、プロジェクターが常設してあって、
パワーポイントを使って授業をしている。
そんな設備もさることながら、韓国の躍進の秘密は、そのカリキュラムにある。
日本の国語は作品中心。その作品をどう読解するか。
だから、「国語の力って何」と聞かれても一言で答えられないし、
多くの言葉を要しても難しい。
韓国は、この教材では段落設定、
この教材では要約、
この教材では構成というように、何を学習するのかを明確にしている。
扱う教材も文学的なものは別枠で扱い、
読解力をつけるには実用的な文章を扱う。
知識注入の授業と並行して、必ず、遂行課題という実習スタイルの授業を加えている。
知識として学んだことを、実践してみるのだ。
そして、それを教師がしっかりした評価基準を作って生徒に示し、
客観的に評価する。
日本でも体験的な学習が取り入れられ始めているが、教科は曖昧で、やりっ放しの所が多い。(これは自省しなければならない)
そこまできっちりやっているからこそ、確かな学力がついていく。
日本は、教育予算もそうだが、内容でも大きく後れを取っている。
もっとも、韓国の改変では、多くの先生が付いていけなくて、辞めたそうだ。
それぐらいの改変をしなければ、教育は変わらない。
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